もしや総額200万円台のBMW 320dツーリングこそが、中高年に最適な「夢の超特急」なのか?

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▲モデル末期にさしかかってはいるものの、いまだ現行世代ではあるBMW 3シリーズのクリーンディーゼルエンジン搭載グレード。いろいろ考えると、その中古車は中高年的にはベストに近いかも?

手軽で経済的、そして楽しいのはやはり「ディーゼルターボ」か?

おそらく気持ち的には若かりし頃とさほど変わっていないはずの、筆者を含む40~50代の中高年世代。だが実際は何かというとすぐに関節が痛みだし、目も若干しょぼついてきているのではないだろうか? 少なくとも筆者(50歳)はそうだ。

であるならば、日常のモロモロに加えて「自動車の車種選択」についても、若かりし頃のそれとは少しだけ基準を変更して「中高年ならではの選び方」を積極的に採用すべきなのではないかと、筆者は考えている。

で、現時点で筆者が提唱している「中高年ならではの車種選択指針」は以下のとおりだ。

1. つまらん車は買わない

(人生の残り時間も正直少ないから、ムダな時間はなるべく過ごしたくない)

2. あまり大きな車は買わない

(若い頃と比べれば同乗者も少ないし、空間認識能力も落ちてるし)

3. ある程度「上質」な車を選ぶ

(中高年があまりにも安いモノを身につけると、みすぼらしい感じに見えてしまうし)

4. 先進安全装備の有無にこだわる

(ヒヤリ・ハットは必ず増えるし)

以上を踏まえ、過日はフォルクスワーゲン ゴルフGTEというプラグインハイブリッド車を推奨させていただいた。

⇒前回のゴルフGTEの記事『21世紀の中高年よ「プラグインハイブリッドのゴルフ」という選択はどうだ!』はこちら

だがよく考えてみると、どうしたって自宅にそれ用の充電設備が必要となるプラグインHVを推奨するのは少々乱暴だったのかもしれない……と思うに至った。

で、同じエココンシャスな車であってもプラグインHVではなく、いわゆる「クリーンディーゼル車」の方が、より多くの中高年に刺さるのではないか? と思いはじめたのだ。

例えば、現行BMW 3シリーズツーリングのディーゼルエンジン搭載車である。

▲こちらが現行BMW 3シリーズツーリング。「ツーリング」というのは、他のメーカーで言う「ステーションワゴン」のこと。写真は2014年8月28日以降モデルの本国仕様

イメージ良好で走りも良く、そして先進安全装備も充実

かなりメジャーな車ゆえ、F30(正確には、ステーションワゴンのツーリングはF31)と呼ばれる場合も多い現行BMW 3シリーズについての、詳細すぎる説明は不要だろう。

F30は2012年1月に登場した6世代目の3シリーズ。様々なタイプのエンジンがラインナップされているが、売れ筋は2Lの直4ガソリンターボと、同じく2Lの直4ディーゼルターボだ。

そしてセダンから少々遅れて2012年9月に登場したのが、そのステーションワゴン版である「3シリーズツーリング(F31)」。こちらも主力となっているエンジンは2Lの直4ガソリンターボと、同じく2Lの直4ディーゼルターボである。

で、この2Lディーゼルターボ版の方の現行3シリーズツーリング、つまりは「320dツーリング」こそ、我ら中高年にとってかなり最適なチョイスのひとつなのではないか……と思うのだ。

まず何より「イメージ」が良い。

「BMW」という部分からいきなり程良い高級感が発生するため、まずは世間体が大変よろしい。中古車であっても、荒れた物件さえ選ばなければ「うらぶれた中高年」みたいなイメージは皆無だ。

そして「3シリーズ」という部分から、ちょうどいい謙遜というか謙譲というか、高級ブランドであっても決して威張りちらしたりはしないナイスガイ的人物像が浮かび上がってくる。

しかしながら「ツーリング(ステーションワゴン)」であるという部分により、まだまだ枯れてはいないアクティブさも訴求でき、「ディーゼル」という部分からは、今っぽさというか「エコ感度の高さ」みたいなものも感じられるはずだ。

このように、イメージ戦略としてはほぼ非の打ち所がないのが現行BMW 320dツーリングなのだ。

そしてもちろん320dツーリングは、イメージうんぬんだけでなく「実質」としても大変に素晴らしい車である。

38.7kg-mという4L並みの極太トルクを1750rpmから発生させる2Lディーゼルターボエンジンと、非常に出来の良い8速ATにより、その加速と巡航力は超絶パワフルにして超絶シームレス。昭和っぽい言い方をするならば、これぞまさに「夢の超特急」だ。

そして燃費も19.4km/L(JC08モード)と、夢の超特急にしては非常に良好で、しかも使用燃料は安価な軽油。さらには(年式やオプションにより設定が異なる部分は多々あるが)いゆわる先進安全装備の類も、最近の車だけあってなかなか充実している。

要するに「中高年スペシャルとしてほぼ言うことなし!」な1台である……ということだ。

▲グレードや年式、オプションなどによって細かな違いはあるが、現行3シリーズツーリングのインテリアはおおむねこのようなデザイン。トランスミッションは8速ATが採用されている ▲38.7kg-mという最大トルクは4Lガソリン車並み。それが1750rpmという低い回転数から発生するので、320dツーリングはハッキリ言って鬼のように速い。中高年らしくジェントルに制御したい

走行2万km台までの物件も総額約240万円から!

で、そんなBMW 320dツーリングのユーズドカーはおいくら万円で買えるのかと言えば、これが意外とお安い。

や、さすがにBMWなので「激安」というわけではないが、走行2万km台までの修復歴なし車でも、その相場は支払総額240万~310万円といったところ。ちょっとした国産新車を買うよりも少々安いぐらいの予算で、「夢の超特急(の低走行物件)」は十分狙えるのだ。

では、具体的にはどのあたりの年式の、おいくらぐらいの個体がオススメとなるだろうか?

まず「予算優先」で選びたいなら、2012年9月から2013年7月までの初期モデル「320dブルーパフォーマンス」がハマるだろう。これであれば、走行2万km台までの個体であっても総額240万円あたりから探すことができる。

ただしこの世代は、リア・ビュー・カメラ(予測進路表示機能付)やPDC/パーク・ディスタンス・コントロール(リア)などは標準装備なものの、安全運転支援システムである「ドライビングアシスト」はまだ標準化されていない。

それの標準装備をお望みであれば、「2013年8月以降の320d」にした方が良いだろう。

この世代であれば、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」と、衝突の危険性が高まった際にドライバーに警告を発する「前車接近警告機能」、そして自動でブレーキをかけて衝突を回避あるいは被害軽減をはかる「衝突回避・被害軽減ブレーキ」がセットで標準装備されているので、中高年的には何かと心強い。この世代の相場は総額270万円~といったイメージだ。

さらに安楽で、さらに(ある意味)安全な走りを求めたい場合は、2014年8月28日以降の世代が最有力候補となる。つまりこの世代から「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付き)」が標準装備となったのだ。こちらの相場は今現在、おおむね総額290万円~というニュアンスだ。

以上の中古車相場は走行2万km台までの低走行物件に絞ったものであるため、「もうちょい距離が延びてる個体でもOKだよ」という場合は、もうちょいお安く入手できるはず。

どちらの方向性を望むかは人それぞれだが、いずれにせよBMW 320dツーリングは、きちんと維持整備されてきた個体さえ選べば、貴殿の車人生の最後を飾る……のはまだぜんぜん早いにしても、あなたの車人生の「後半部分」を彩るに最適な車のひとつであることは間違いない。

ぜひ「夢の超特急」を吟味のうえ入手し、普段は中高年らしくジェントルかつ経済的に走行し、そしてごくたまには状況次第で超特急っぷりを炸裂させていただけたならば、赤の他人にすぎない筆者も大いに嬉しく思う。

▲まったり巡航も鬼加速も得意で、安定感たっぷりで、安全装備も充実していて、アクティブなイメージがあって、そして経済的でもあるというのが 320dツーリングの魅力。気になる中高年各位はぜひチェックを!

text/伊達軍曹

photo/BMW

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