『アントマン&ワスプ』の軽快な面白さは“子供のインスピレーション”に影響? ペイトン・リード監督に3年ぶり2回目のインタビューしてきたよ

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現在大ヒット上映中の映画『アントマン&ワスプ』。4月に公開された映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のBD&DVDが発売中なのですが、これを観てから『アントマン&ワスプ』を観に行くとさらに楽しめる事間違い無しですよ!

ガジェット通信では先日、ワスプ役のエヴァンジェリン・リリーへの直撃インタビューをご紹介しました。

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今回は、ペイトン・リード監督へのインタビューを公開! 実は、ガジェット通信が監督にお会いするのは、前作『アントマン』(2015)に続く2回目。前回のインタビューでの「ぜひ2に出てよ!」という監督の言葉を鵜呑みにしていたオサダ記者でしたが……?

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ペイトン・リード:わあ、久しぶり!! 3年ぶりですね。

オサダ記者:またお会い出来て嬉しいです! 僕、前回監督にお会いした時に言ってくださった「2に出てくださいね」という言葉が嬉しくて、ずっとオファーを待っていたんです。でもお声がかからないまま映画が完成して……。

ペイトン・リード:I’m So Sorry……! すごく忙しかったのと、たぶん電話番号を失くしてしまっていたんじゃなかったかな……?

オサダ記者:ぜひ、次回はよろしくお願いします(笑)! そして『アントマン&ワスプ』最高でした!

ペイトン・リード:ありがとう!

オサダ記者:MCUが佳境に入ってきて、ファンとしては楽しく嬉しい反面、ショッキングなシーンも増えてきて。『インフィニティ・ウォー』のすぐ後が『アントマン&ワスプ』ということで、コミカルとシリアスなバランスをどう考えましたか?

ペイトン・リード:制作に入る前から『インフィニティ・ウォー』がかなりシリアスな展開になると聞いていました。でも『アントマン』というのは軽快で、家族的で、親密な映画であるべきだと思っているので、その良さは失わない様に作ったんだ。アントマンはマーベルヒーローの中でも最も地に足のついたキャラクターだからね。これは、主演のポール・ラッドの力も大きくて、ポールは脚本にも携わってくれているんだ。

オサダ記者:ポール・ラッドさんは、前作『アントマン』でも脚本に関わっていましたが、本作ではどの部分が彼の意見なのでしょうか。

ペイトン・リード:ポールはまず、「前作よりもっと笑えるものにしよう」と言ったんです。『アントマン』の冒頭では、観客にスコットをヒーローとして認めてもらう為に笑える演技を抑えていたんだ。そして無事にヒーローと認められたので、今回は思い切りコメディ演出が出来た。小さくなったり、大きくなったりする能力をもっと面白おかしく、クレイジーに使ったりね。

オサダ記者:本当に楽しかったです!大きくなったり、小さくなったり、中途半端に…(思い出し笑いが止まらない)

ペイトン・リード:楽しんでくれて、アリガトウ! アントマンが大きくなったり、小さくなったりするのはすごく楽しくて子供らしい発想とも言えるよね。子供のインスピレーションってワイルドで、予算とか時間とかを全然考えないよね(笑)。そういう発想に触れることはすごく大切だと思っていて、僕がいつも学んでいる部分なんだ。

オサダ記者:ペイトン・リードさんは素晴らしいフィルムメーカーですが、MCUには他にもたくさんの素晴らしい監督がいらっしゃいます。ぶっちゃけ、他の作品に嫉妬したりすることもあるのですか?

ペイトン・リード:健全な闘争心というのはもちろんあるよ! MCUはすごく良い監督達の集まりなんだ。ハリウッドで他の監督とつるむ事ってあまり無いのだけど、MCUの場合は、作品を作っている時に会社の廊下で会うと「今何やってるの?どんなシーン?」って話したりする。タイカ・ワイティティにジェームズ・ガン、ライアン・クーグラー。色々な異なった才能を持つ人々が集まっていて、でもみんな仲間だという意識があるんだ。さらに、ルッソ兄弟がMCUの背骨を作ってくれているのだけど、次々に映画を手がけていて、彼らのクリエイティビティとスタミナにはいつも驚かされているんだ。

オサダ記者:2019年の『アベンジャーズ4』(仮題)に、アントマン達が関わってくるのか?! 今からすごく楽しみにしております。

ペイトン・リード:僕もまたあなたに会える日を楽しみにしていますね!

オサダ記者:今日はありがとうございました!

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どうですか、この監督とオサダ記者の頭の大きさの違い! ピム粒子の異常でしょうか?!

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エヴァンジェリン・リリーと同じ特製クッキーをプレゼントさせていただいたのですが、「I Love it!」と大変喜んでくださり、我々も感無量です!


ツイートもアリがとうございました! 『アントマン&ワスプ』は現在公開中、劇場へ急げッ!

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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