ボイスブック配信サービスの『Audible』が月額のコイン制への移行を発表　国内向けコンテンツを拡充しショートコンテンツ聴き放題の『Audible Station』も開始

ボイスブック配信サービスの『Audible』は8月28日、月額の聴き放題サービスから月額のコイン制への移行を発表しました。

『Audible』は、スマートフォンやタブレットのアプリやPCサイト向けに、プロのナレーターや俳優が朗読するボイスブックなどの音声コンテンツを制作・配信するサービス。2015年から日本向けにサービスを開始しており、これまで月額1500円の聴き放題でサービスを提供してきました。

コイン制では、同一料金の月額1500円で、タイトルの価格にかかわらず好きなタイトルと交換できるコインが1枚、提供されます。コインと交換したタイトルはライブラリに保管され、月額サービスを解約後も利用可能。コインと交換したタイトルが気に入らなかった場合、ほかのタイトルと交換できるほか、個別タイトルのダウンロード販売で30％オフの会員特典が利用できます。

国内向けコンテンツの拡充も発表。池井戸潤、新海誠、伊集院静など人気作家の作品を、杏、上川隆也、朴路美、小澤征悦といった俳優・声優が読み上げるボイスブックのラインアップが発表されています。中には、小保方晴子さんが自身の作品『あの日』を読み上げるという、注目を集めそうなタイトルもラインアップされています。このほか、20万タイトル以上の38か国語のコンテンツが利用可能。

会員向けには、ビジネスブック、落語、瞑想、英語ニュース記事など気軽に聴けるショートコンテンツが聴き放題になる『Audible Station』が利用可能に。ここでは、伊集院静と阿川佐和子がゲストの人気作家と鼎談する音声コンテンツ『オーディブル文学』、2001年から2009年までラジオで放送された、ダウンタウンの松本人志と放送作家の高須光聖によるトーク番組『放送室』の全391回のアーカイブなどがラインアップされています。

Audible
https://www.audible.co.jp/