Androidでディスプレイカットアウトの端末が増え、アプリの対応も求められる

最近はスマートフォンの狭額縁化やアスペクト比の拡大によって、ディスプレイのコーナー部分を丸くしたり、センサー部分を切り抜くディスプレイの端末が増えてきています。
その数は、Google が把握しているだけでも既に 11 OEM から 16 機種も出ているそうです。
Google は今後もこうしたデバイスが増えると見ており、アプリのデベロッパーたちに対し、アプリが特殊なディスプレイサイズ・形状の端末でも適切に表示されるかどうかの動作確認やその対策を済ませるよう公式ブログを通じて呼びかけています。
ディスプレイカットアウトのデバイスに普及が見込まれるのは大画面ながらも持ちやすいコンパクトな端末が作れること、部品配置を買えないまま没入感のあるエッジトゥーエッジ体験を提供できるためです。
これはもはや現代の流れともなっており、もうすぐリリースされる Android P にはディスプレイのカットアウトに関する様々な新機能が追加されています。
Android P にはアプリがディスプレイのカットアウト領域をどのように使用するかを管理したり、カットアウトの有無を確認したり、カットアウト位置を取得するための API が追加されているため、Android アプリは基本的にカットアウト部分が邪魔にならないように描画されます。
しかし、ステータスバーの高さを固定しているアプリやランドスケープモードを主体とするアプリではカットアウト部分に何も表示されないなど、対応が不十分な場合もあるとのことです。
また、現行の Android 8.1 Oreo にも Android P の一部機能をバックポートすることが可能となっており、採用の判断は OEM に委ねられていますが、Android 8.1 端末でも Android P と同様にアプリを表示させることができます。
Google としてはカットアウト部分以外の領域もフルに活用すべきというスタンスなので、アプリデベロッパーにテストや対応を促しています。
カットアウトを採用したデバイスの代表例は、Essential Phone PH-1、Huawei P20、LG G7 ThinQ、Xiaomi Mi 8、ZenFone 5 / 5Z です。
主要メーカーの多くはフラッグシップモデルでカットアウトを採用しています。
Source : Google

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