ネットスーパーで注文し、自律走行車の送迎により商品を店舗で受け取るサービスを米ウォルマートが試験的に導入

大手スーパーマーケットチェーンのウォルマート(Walmart)は、2018年7月、グーグルの親会社の米アルファベット傘下で自律走行車の開発をすすめる「Waymo(ウェイモ)」との提携を発表。

「Waymo」の自律走行車を活用した店舗送迎サービスを試験的に導入した。

・ネットスーパーで注文し、自律走行車の送迎により商品を店舗で受け取り

この新サービスは、自律走行車を先行して利用できる「Waymo」の「アーリー・ライダー・プログラム」に登録済みの会員の一部を対象として、米アリゾナ州チャンドラーのウォルマート1店舗で限定的に実施されるもの。

利用者がウォルマートのネットスーパーで商品を注文し、店頭での受取を希望すると、利用者の指定場所に「Waymo」の自律走行車が迎えにきて、店舗までの往復をサポートする仕組みだ。

・ウォルマートでEC売上が好調

ウォルマートでは、米国市場でEC売上が伸びており、2018年1月期には前年度比44%増を記録。

また、2013年以降、ネットスーパーで注文した商品の店頭受取サービスの拡充にも取り組み、2017年9月には店頭受取サービスに対応する店舗数が1000を超えた。

ウォルマートは、「Waymo」の自律走行車による送迎サービスを店頭受取サービスの利便性向上のためのソリューションと捉えており、今回の試験的導入を通じて得た経験や知見を、今後、次世代型の買い物体験の提供にも広く活かしていく方針だ。

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