【2018年】東京23区の家賃相場が安い駅ランキング! 最安は5万円台
人生トータルの支出のなかで、大きな割合をしめるのが家賃。なかでも東京23区は家賃が高いことで知られるが、穴場や掘り出し物の地域はある。ワンルーム・1K・1DKの物件を対象とした家賃相場が安いトップ17の駅をピックアップし、それぞれの特徴を紹介する。東京23区内の家賃相場が安い駅TOP17
順位/駅名/ 家賃相場/ (沿線名/駅所在地)
1位 西高島平5.55万円(都営地下鉄三田線/板橋区)
2位 葛西臨海公園 5.70万円(JR京葉線/江戸川区)
3位 北綾瀬 5.90万円(東京メトロ千代田線/足立区)
4位 一之江 6.00万円(都営地下鉄新宿線/江戸川区)
4位 京成金町6.00万円(京成金町線/葛飾区)
4位 金町 6.00万円(JR常磐線/葛飾区)
7位 堀切 6.15万円(東武伊勢崎線/足立区)
8位 柴又 6.20万円(京成金町線/葛飾区)
8位 江戸川 6.20万円(京成本線/江戸川区)
8位 篠崎 6.20万円(都営新宿線/江戸川区)
11位 上井草6.30万円(西武新宿線/杉並区)
11位 堀切菖蒲園 6.30万円(京成本線/葛飾区)
11位 宮ノ前 6.30万円(東京さくらトラム(都電荒川線)/荒川区)
11位 竹ノ塚6.30万円(東武伊勢崎線/足立区)
11位 舎人公園 6.30万円(日暮里・舎人ライナー/足立区)
16位 青井 6.35万円(つくばエクスプレス/足立区)
17位 お花茶屋 6.40万円(京成本線/葛飾区)
17位 五反野6.40万円(東武伊勢崎線/足立区)
17位 京成小岩 6.40万円(京成本線/江戸川区)
17位 六町 6.40万円(つくばエクスプレス/足立区)
17位 新柴又 6.40万円(北総線/葛飾区)
17位 西新井 6.40万円(東武伊勢崎ほか/足立区)
家賃相場だけではない魅力の足立区
約半数を占めたのは、足立区の駅だった。23区の北端という立地などから比較的家賃相場がリーズナブルな印象がある区だが、実際にその通りといえそう。しかし足立区は、2006年に東京芸術大学が新キャンパスを開設して以降大学の誘致が進み、「SUUMO住みたい街ランキング2018」の穴場だと思う街で1位に北千住が選ばれるなど、家賃相場だけではない魅力がある。
3位の北綾瀬駅は東京メトロ千代田線の駅で、足立区内で最東端に位置する。日比谷や大手町などのビジネス街まで30分ほど、原宿や表参道など人気の遊び場も沿線だ。だが北綾瀬駅は、千代田線の支線という扱いの駅。上記の街がある駅へは、同じ千代田線内の隣駅、綾瀬駅での乗り換えが必要になる。しかし現在、北綾瀬駅内で工事が行われており、来年の2019年には日比谷や表参道などへも直通運転になる予定で、利便性は格段に向上する。少し先の時期へ向けて部屋を探すなら、最注目といってもいいかもしれない。
駅のすぐそばには、木立に囲まれ滝や水車も整備された「しょうぶ沼公園」がある。雑然とした街中にありながら水と緑に親しむことができるため、ファミリー世帯の憩いの場にもなっている。東京都足立区 初夏のしょうぶ沼公園(写真/PIXTA)
同じ足立区の7位の堀切駅や11位の竹ノ塚駅、17位の五反野駅がある東武伊勢崎線は、東京メトロ日比谷線と半蔵門線と相互直通運転している。有楽町や渋谷など、通勤や遊びに頻繁に通うであろう街への乗り換えに便利で、所要時間も意外に少ない。勤務先などの立地によっては、穴場といえるだろう。
単身者や学生が暮らしやすい条件がそろう
葛飾区も数多くランクインしている。4位の金町駅はJR常磐線の各駅停車のみの駅だが、JR常磐線は東京メトロ千代田線と直通運転している。北綾瀬駅でも触れた日比谷や大手町などのビジネス街へ、やはり30分ほどで乗り換えなしで移動ができ、利便性は抜群だ。
駅周辺は商店街があり少しノスタルジックな雰囲気だが、24時間営業で駐車場完備のスーパーもある。単身者向けの低価格な飲食店も充実しているため、学生にとっては心強い街だろう。また、同率4位の京成金町駅は金町駅と約150mの距離で、互いに2線の利用が可能。最寄駅の路線にとらわれすぎることなく、好きな間取りの部屋を柔軟に選ぶことができそうだ。東京 葛飾区 金町駅 北口駅前風景(写真/PIXTA)
ランクインした駅が東京の北と東に集中しているなかで、唯一西側の街にあるのが11位、杉並区の上井草駅だ。西武新宿線の各駅停車のみの駅だが、新宿までは約20分。乗り換えも不要なことを考えると、交通アクセスは決して悪くはない。
上井草は快速などが止まらないために杉並区内での家賃相場も低く抑えられている街ではあるが、ランクインしたのは、物件自体が小規模で安価に設定されているためだろう。西武新宿線内でターミナル機能を果たす高田馬場駅は、早稲田大学の最寄駅。そのため同大学を筆頭に、沿線の学校に通う学生向けの価格を抑えた物件が集中していることが理由といえそうだ。大きな商業施設などはないが、進学で一人暮らしを始めた若者にとっては同じ境遇の人が多く安心して住めて、勉学にも集中できる場所と考えてもいいかもしれない。
23区内と限っても、東京は広い。そして便利で、複雑だ。直線距離だけでは利便性は測れないが、生活スタイルやライフステージの変化によって、住むのに最適な場所は変化するもの。その見極めは難しいが、だからこそ、部屋探しは楽しいともいえるだろう。●調査概要
【調査対象駅】東京23区内の駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】駅徒歩15分以内、10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DKの物件(定期借家を除く)
【データ抽出期間】2018年3⽉1⽇~2018年5⽉31⽇
【家賃の算出⽅法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出
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