スマートホステル“&AND HOSTEL ASAKUSA STATION”が8月1日開業へ タブレットにより周辺のレストランや観光スポットの情報も提供
スマートロックやスマート照明などのIoT機器を宿泊客が利用できる“IoTルーム”を擁し、福岡や上野など全国5か所で展開しているスマートホステルの“&AND HOSTEL”。2月にはスマートスピーカーを備えた“&AND HOSTEL AKIHABARA”をご紹介しましたが、8月1日から浅草に新店舗“&AND HOSTEL ASAKUSA STATION”を開業します。
秋葉原のスマートホステル“&AND HOSTEL”で備え付けの『Google Home』からIoT機器の音声操作や音声通知が利用可能に
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TX浅草駅から徒歩4分の立地。スマートスピーカーを含むIoT機器が利用できる“IoT Double Room”が5室、ドミトリー形式の“Smart Dormitory”が60床、提供されます。
“IoT Double Room”では、宿泊客に部屋の鍵としてスマートフォンを貸与。専用アプリから鍵を開ける、電気をつける、エアコンをつけるなどIoT機器を直接操作するほか、「Wake up!」「I’m home!」「Go out!」「Concentrate」「Relax」「Sleep」の6パターンのシーンに応じて環境を整えます。たとえば、起床時に「Wake up!」ボタンを押すとカーテンが開き、『Google Home』から音楽が流れ、テレビがつき、アロマディフューザーや空気清浄機が動作するなど、複数デバイスが一斉に動作します。
IoT機器は、ホームオートメーション向けの無線通信プロトコルであるZ-WAVEでゲートウェイに接続するので、個別にBluetoothやWi-Fiに接続が不要。スマートフォンはWi-Fiでゲートウェイに接続し、機器をコントロールします。これにより、電波の干渉がなくなり通信が高速化するほか、ホテル施設に機器を設置する開発コストが削減できるとのこと。
ラウンジの混雑度合いやシャワールームの空き状況もアプリから確認可能。ドミトリーの利用者は、QRコードで表示されるサイトから空き状況を確認することができます。
『Google Home』はシーン設定の音声操作が可能なほか、「ラウンジが混んできましたよ」「除湿しませんか」など、センサー情報をトリガーにして自発的に音声案内するサービスを提供します。
“IoT Double Room”には、ホテル客室向けのタブレットサービス『tabii』が稼働するタブレットを設置。ホステル周辺の飲食店や観光スポット、コンビニ、外貨両替所などの情報を提供します。将来的にはIoT機器の動作からユーザーの行動を把握し、宿泊管理システムに登録されたユーザー属性と合わせてパーソナライズ化した情報の提供を検討しているとのこと。
&AND HOSTEL|日本初のスマートホステルブランド【公式】
https://andhostel.jp/
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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