実録漫画! 激ヤバ裏社会~突然逮捕されたら(7)「コワい刑事登場」の巻
お待たせしました新企画第7回!
どうもどうも、テレビ出演の際には震災に見舞われ、引っ越しの時には大雨に見舞われる厄年感がしずる特殊犯罪アナリスト・丸野裕行で~す!
玉子酒よりも滋養豊富と評判の実録漫画『丸野裕行の激ヤバ裏社会』!
今回は、恐ろしいほど威圧感のある刑事に取り調べをされる体験記を綴ります!
世の中のタマキンの裏側を覗くような世界観をお楽しみください! 文章もイラストも100%マルノ印!
それではどうぞ!
第6回はこちら [リンク]
※この記事はイラスト記事となっております。2枚目以降のイラストが表示されない場合はこちらからどうぞ。
早く歩けと急かしてくるアウトレイジ感満載な刑事
取り調べをするのは、逮捕時にはいなかった担当刑事。この人が非常の威圧的でいきなり「何だこの野郎」と関東言葉で脅してくるんですよね。
何の前触れもなく、キタノ映画に飛び込んだみたいな世界観が広がります。
しかも、後ろ手に手錠を嵌められ、紐をつけられます。それが、猿回しのサルみたいなんです。日光猿軍団の間寛平似の団長みたいに、「早く歩け」と狭い取調室までの通路を急かされます。
しかも、いかにも刑事らしくてですねぇ、筋骨隆々な感じで、胸板がすごい。耳もちょっと潰れているので、腕に覚えのある柔道の上段者か何かなのではないでしょうか? 刑事名物のベルトに通すタイプの携帯電話ホルダーが、めちゃくちゃコワいんです。
取調室は、三畳間くらいの空間でして、上座といいますか、奥のパイプ椅子に座らされます。手錠と紐はその時点では取ってもらえるんですが、一歩でも取調室から出ようものなら、すぐに手錠紐スタイルです。これはトイレに行くときもそうで、トイレで用を足すときも、隣で見られています。こちらが逃走を図る気がなくても信用してはもらえません。
尋問は全否定から入る
ちょっと気になったのは、留置場内で出されていた薄い番茶は、常に取調室に置かれていることですね。
そこまで水分補給をすることを気にしてくれているのか、とかなり不思議です。
まずは、雑談から入るのかと思いきや、調書をとるための尋問がはじまります。向こうに、こちらへの興味なんかはありませんし、こちらが「巻き込まれただけで無実です」と乱闘騒ぎに参加したことを否定しても、絶対に肯定はしてくれません。
それにフリーライターとかコピーライターとか、ライター業のことを警察はまったく知らないということもわかりました。
何度、訂正しても「フリーライター」と「フリーター」の違いを分かってもらえません。
すべてが決めつけで話が進む
それからは、全人格を否定されるように、恐ろしいほど、決めつけでお説教されます。
収入について聞かれても、そのときにはコピーライターとして会社にも勤めていたので、そのことを正直に話しても、まったく相手にしてもらえないのです。
う~ん、ここまで全否定されると、この狭い部屋の中での孤立感が高まって、正直凹んできます。それが事実ではないとしても、凹まされます。
「ひょっとして、僕は生きていてはいけないのか?」という気にもなってくるほどなんですよね。
to be continued…
次回第8回は「ヘタる気持ちと官弁別メニュー」です!
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(執筆者: 丸野裕行) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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