こんなおしゃれな銭湯あり!? 800湯に入ったプロが選ぶ、都内の銭湯5選
古い、お湯が熱い、店主が怖い……そんなイメージを吹き飛ばす、女性にも人気の銭湯が増えています。温泉旅館やホテルの大浴場を思わせる素敵な浴室はもちろん、さまざまなこだわりを持った個性的なお店がたくさん。しかも、東京都の銭湯(公衆浴場)は一律460円の入浴料金で楽しめるんです。今回は、おしゃれできれいな銭湯を5つ、ご紹介します!
【鶯谷駅】ひだまりの泉 萩の湯
“銭湯価格”で満喫できる大露天風呂が幸せ♪
JR鶯谷駅近くの「ひだまりの泉 萩の湯」は、2017年5月に建て替えオープン。温泉旅館の大浴場にも劣らない大きな露天風呂を備え、湯船に自然光が差し込む光景に、「これで460円!?」とびっくりするはずです。湯船に注ぐお湯は、洗浄効果に優れた「光マイクロバブル湯」。内湯の炭酸泉、塩サウナと、女性にうれしい設備がそろいます。乳液や化粧水などのアメニティが充実しているのもうれしいですね。
併設している「食事処こもれび」では、ホテルや迎賓館で経験を積んだ料理人による、店内で手作りしたメニューが好評を博しています。もちろん「お風呂上がりの一杯!」も充実。
【蓮沼駅】はすぬま温泉
大正ロマンを感じる「美肌温泉」
大田区は15軒の銭湯で天然温泉を楽しめる「東京の温泉地帯」。そのほとんどが真っ黒な「黒湯」という温泉ですが、東急池上線の蓮沼駅から徒歩2分の「はすぬま温泉」は、約40年前に薄黄色の新源泉を掘削し、美肌の温泉として親しまれてきました。
この温泉が2017年12月、「大正ロマン」をテーマに新装オープン。窓はステンドグラスになり、館内は全面木材を使い、レトロに生まれ変わりました。
3つの湯船には、すべて温泉が注がれています。特におすすめなのは炭酸温泉で、お湯に浸かっていると滝のように汗が出てきます。汗をかいたあとは源泉かけ流しの水風呂で締めくくれば、毛穴が引き締まり、肌のリフトアップが感じられるはず。
改装前と変わらない店主ご夫婦が優しい接客で迎えてくれるので、初めての方でも安心です!
【桜台駅】天然温泉 久松湯
まるで美術館。浴室でプロジェクションマッピングも楽しめる!
2014年に建て替えオープンした「天然温泉 久松湯」は、西武池袋線の桜台駅から徒歩5分。銭湯を探して歩いていると、つい通り過ぎてしまうかもしれません。なぜならその外観が「グッドデザイン賞」を受賞するほどスタイリッシュなのです。そのエントランスは、まるで美術館。高級ホテルのようなフロント、のれんのロゴや館内のピクトグラムまで、とにかくオシャレ!
「光と風、雑木林の中の銭湯」をテーマにした浴室は自然光がたっぷり入り、明るく開放的。時間帯によっては内湯の壁面でプロジェクションマッピングを体験できることも。とはいえデザインだけじゃなく、お湯も素晴らしいんです。露天風呂を満たす茶色っぽい湯は、成分の濃いナトリウム-塩化物強塩温泉。貴重な温泉を460円で堪能できる……。旅の疲れを癒やすというより、旅行の行程に組み込んででも訪れたい銭湯です。
【新大久保駅】万年湯
高級料亭のような新宿の隠し湯
JR新大久保駅から徒歩5分。にぎやかな新大久保の街中にある「万年湯」は、街の雰囲気とは正反対の静寂に包まれた銭湯です。コンセプトは「都会の隠し湯」。2016年に新装オープンした建物の外には、街の喧騒を切り離すかのように門が設置され、落ち着いた濃色の木材を配した入り口は江戸時代の高級料亭のようです。
穏やかな色使いのタイルと照明に迎えられる浴室では、格調ある「和の雰囲気」を体験できます。主浴槽は40度とぬるめ。江戸っ子気分で熱めのお湯を体験したい方は、44度のシルク湯をどうぞ。
オシャレというより「粋」という言葉がしっくりくる万年湯。コリアンタウンを散策したら、万年湯で和の魅力を再発見してみては?
【中目黒駅】光明泉
都心の空を眺めながら浸かる「屋上露天風呂」
センスのいいお店が並ぶ中目黒は、銭湯だってオシャレ。東急東横線、東京メトロ日比谷線中目黒駅から徒歩3分、桜の名所である目黒川を渡ってすぐの「光明泉」は、2014年に全面改装された「デザイナーズ銭湯」の先駆けです。優しいパステルカラーの浴室には、炭酸泉と人工ラジウム泉の湯船のほか、サウナ、水風呂まで完備。そして絶対押さえるべきなのが屋上露天風呂。木材の組み方を工夫して、都心にありながら人目を気にせず空を見上げられる環境を実現しました。
一瞬、東京にいることを忘れてしまいそうになる、癒やしの空間。露天風呂は週ごとに男女が入れ替わるので、事前にホームページで確認を!
ここ数年でリニューアルオープンしたばかりの、おしゃれかつきれいな銭湯ばかり。
旅の途中にぶらりと立ち寄るのはもちろん、銭湯をハシゴしながらの「東京の銭湯旅」もなかなか粋でいいものですよ。
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