Wear OSに対応したカシオ『PRO TREK Smart WSD-F20』レビュー アウトドアでも街でも活躍するタフネススマートウォッチ[PR]
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もうすぐ梅雨も明けて、外に出るのが楽しくなる季節がやってきます。ゴルフや釣り、トレッキングなどアウトドアシーンで活躍するスマートウォッチが、カシオの『PRO TREK Smart WSD-F20』(以下『WSD-F20』)。OSがAndroid WearからWear OS by Google(以下、Wear OS)にアップデートして進化した同製品のレビューをお届けします。
高尾山でトレッキング機能をチェック
『WSD-F20』はアメリカのGPS、ロシアのGLONASS、日本のみちびきの3衛星に対応するGPS機能を持ち、Wear OSベースのアプリや独自アプリによる充実したアウトドア対応機能が特徴のスマートウォッチ。まずアウトドアで活躍する機能を検証するために、梅雨の合間の高尾山に行ってみました。
京王線・高尾山口駅から少し歩いたところにある清滝駅から、ケーブルカーに乗って高尾山駅を目指します。高度計に表示される清滝駅の高度は262メートルでした(※当日の気圧をもとに計測しているので、より正確を期すのであれば「手動補正」がおすすめ)。ウォッチ本体右上に割り当てられた「TOOL」ボタンを押すと、高度計のほか気圧計、日の出日の入り、タイドグラフ、活動グラフ、コンパスという自然環境情報を表示する6種類のアプリが利用できます。
標高472メートルの高尾山駅に到着。ここで、トレッキング、フィッシング、サイクリング、パドル、スノーの6種類のアクティビティを記録できる内蔵アプリ『アクティビティ』を起動、登山道を歩いて行く薬王院への往復を記録してみることに。
『アクティビティ』アプリのトレッキングモードでは、設定した高度までの残り高度や移動速度、経過時間などを表示。内蔵アプリの『MOMENT SETTER』アプリと連携すると、「200mごとに残り高度を表示」など、設定に応じてゴールまでの活動を支援してくれます。
上りの道中、108段の階段がある“男坂”を通過。しんどかった……ということで、ウォッチ本体の右下にある「APP」ボタンから起動できる『LOCATION MEMORY』アプリで、地図上に感情マークを記録しておきました。アプリでは地図上にマークを記録できるほか、音声メモを記録しておくこともできます。
山門をくぐって境内に入り、本堂や本社を参拝。高度600メートル(※補正前の数値)まで登ってきましたが、天気が悪いので山頂は目指さずにケーブルカーの駅まで戻ることに。
天気がよいときにまた来たい、ということで、『LOCATION MEMORY』アプリ上で薬王院に「また来たい」マークを記録。このマークを記録すると、再びその地点の近くに来たときにウォッチに通知を受け取ることができます。
ケーブルカー駅まで下りたら、駅近くのそば屋さんで昼食。『LOCATION MEMORY』アプリ上でレストランマークを記録しておきます。
トレッキングの記録や移動ルート、マークは、『Google Earth』で扱う地図情報のファイル形式であるKLM形式でウォッチから書き出しが可能。書き出したデータは『Googleドライブ』に保存するので、スマートフォンの『Google Earth』アプリから読み込んで表示することができます。3D地形も表示できるので、リッチなトレッキングの記録を残して共有できるのが魅力。トレッキング以外にも、初めて訪れる場所や旅先で使ってみたい機能です。
ユーザーの用途に合った『注目アプリ』が便利
『WSD-F20』はWear OS対応アプリをインストールしてカスタマイズが可能。ウォッチに内蔵の『Google Play』アプリからアプリを検索してインストールすることもできますが、スマートウォッチ全般に向けた多種多様なアプリの中から、使いたいアプリを探すのはなかなか面倒。そんなときは、内蔵アプリ一覧の中にある『注目アプリ』を選ぶと便利です。『WSD-F20』ユーザーの志向に合った、アウトドアやスポーツに特化した次のようなアプリがピックアップされており、アプリをタップすると『Google Play』のアプリインストール画面に遷移します。
『ViewRanger』
ルートガイド、地図、ナビゲーション、経過をひと目で確認できる、アウトドア愛好者のためのGPSアプリ。
【提供元:Augmentra】『HOLE19 Golf GPS for Smartwatch』
世界177カ国41,000以上のゴルフコースをカバーしているグローバルGPSゴルフアプリ。GPSを使ってコース上の現在地を把握して、グリーンまでの残りの距離を計測します。
【提供元:Hole19】『Fishbrain』
世界中の釣りポイントの確認や釣り愛好家たちが釣りあげた魚のサイズ、場所など写真と共に情報をシェアできる、世界一の規模を誇るコミュニティベースの釣り情報アプリ。
【提供元:FishBrain】
※カタログより引用
ふだん使いに活躍するWear OS by Google
アウトドア用途だけでなく、Wear OS搭載の『WSD-F20』ならふだん使いにも活躍。ユーザーのGoogleアカウントと連携して、さまざまなサービスが利用できます。
たとえば、「OK Google、今日の予定は?」と話しかければ、音声アシスタント『Google アシスタント』が『Google カレンダー』の予定を参照して予定リストを表示してくれます。ソフトウェアキーボードによる文字入力にも対応しますが、音声だけで操作できるのは本当に便利。
音楽を楽しむのも、Wear OSなら選択肢が幅広いのが魅力。たとえば『Google Play Music』アプリをインストールすると、ウォッチ本体とペアリングしたBluetoothイヤホンで音楽を再生できます。ストリーミングだけでなく、ウォッチ本体にプレイリストをダウンロードすることも可能。このほか、『Spotify』や『Deezer』など、ふだん使っているストリーミング音楽サービスのアプリがそのまま『WSD-F20』で利用できます。
汎用的で便利に使えるスマートウォッチ機能にGPSと地図、そして5気圧防水やMIL-STD-810G準拠のタフネス仕様が両立した『WSD-F20』。この夏、スマートウォッチ購入を検討している人は、選択肢に入れてみては。
PRO TREK Smart WSD-F20 | Smart Outdoor Watch | CASIO
https://wsd.casio.com/jp/ja/
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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