福岡市、メルカリの「メルチャリ」を利用した自転車シェアリングサービスの実証実験を開始
フリマアプリの大手「メルカリ」は 6 月 22 日、福岡市が実施する「福岡スマートシェアサイクル実証実験」に同社の「メルチャリ」が採択事業として選出され、同日より実験を開始したと発表しました。
福岡市は 2015 年 3 月に「福岡市総合交通戦略」を策定し、都心拠点間の公共交通軸の形成と回遊性の向上に取り組んでおり、実施施策の一つとしてメルチャリを利用したスマートシェアサイクル実証実験を行います。
福岡市の都心部としては博多駅周辺と天神周辺が挙げられます。
福岡は、東京、横浜、名古屋、大阪といった他の大都市に比べて鉄道網が整備されていません。
また、都心部のすぐ周囲には住宅街が広がっているという都市構造でもあり、車や自転車で都心部へ移動する人も多く、特にこれらの地域は日中、車や人で非常に混んでいます。
そうした状況において都心部への自動車の流入緩和や回遊性の向上などを目的に、自転車シェアリングサイクルの導入が検討されています。
メルチャリはスマートフォンアプリで空き自転車を探して駐輪ポートに行き、自転車に貼られている QR コードを読み取ってレンタルスタート。
近くの駐輪ポートに鍵をロックすれば返却完了と簡単に利用できる自転車シャアリングサービスです。
現在は iOS 版アプリしか提供されていませんが、今夏には Android 版もリリースされる予定です。
メルチャリは今年 2 月下旬に福岡でスタートしました。
今回、福岡スマートシェアサイクル実証実験事業に採択されたことで、自転車を出し入れする駐輪ポートが公共施設にも設置されるようになります(最大 30 箇所を予定)。
これにより、駐輪ポートは 6 月末の時点で 90 箇所に増えます。
実証実験の中で駐輪ポートが拡大されるエリアは、博多、天神、ウォーターフロントから 2km 圏内の公共施設となっています。
Source : メルカリ
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