多少の傷なら車の勲章になっちゃう「日産 エクストレイル」と自然を愛する野営の達人
週末はとっておきの場所で野営してます!!
広葉樹が茂り、小川が流れる神奈川県郊外の某所。地元住民に開かれたこの場所で、入戸野さんは1人、焚火を始めた。
「今日は土曜日なので、午後から夕方にかけて仲間がやってきます。いわば、僕ら『週末はとっておきの場所で野営してます! 軍幕野営会』の不定期集会ですね」
入戸野さんをはじめ、自然を愛する面々が集まり、ワイルドでカッコいいキャンプを楽しむのが『軍幕野営会』。メンバーは10人ほどで、神奈川だけでなく静岡や埼玉にも仲間がいるという。
「10年くらい前まではサーフィンにハマっていましたが、結婚して子供が生まれたこともあり、今はキャンプが楽しいですね。今日はまだ荷物が少ない方で、家族と行くときはルーフラックにも積んで、なんとか収まるという感じです」
入戸野さん一家は、奥様と小学生のお子さんが3人+ワンちゃんという構成。昨年まではミニバン(トヨタ ノア)に乗っていたというが、なぜエクストレイルに?
「ノアが前輪駆動だったこともあり、ラフロードを走れてルーフに荷物を積んでもサマになる4WDが欲しかったんです。ミニバンだと三菱 デリカがありますが、中古車でも高値。その点、先代のエクストレイルはディーゼル車こそ高めですが、ガソリン車は手が届きやすいし、クロスカントリーの雰囲気漂うデザインも僕好みでした」
取材場所を含め、『軍幕野営会』が赴くフィールドは大きな石や木の根っこなどの障害物が多く、入戸野さんはSUVの利便性を実感しているそうだ。
「多少の傷には目をつぶるし、そうなってもエクストレイルなら“勲章”として受け入れられるという点も、購入の動機です」
普段使いでは奥様も運転する。
「妻が納車直後にホイールを擦ってしまい『 何だよ!』と思ったけど、傷もカッコいいからと言って買い替えを承諾してもらった手前、口にはできませんでした……」
夫婦の力関係をしのばせる話ではあるが、最高の週末を楽しむその姿は、まさに頼れる父親そのもの! やはり、何でも自分でこなす男はカッコいいのだ。
※本記事は、カーセンサー 2018年5月号(2018年3月20日発売予定)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
text/櫻井香
photo/見城了
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