Huawei、Android用の新ファイルシステム「EROFS」を開発中
Huawei は、Android デバイスのストレージ性能を向上させるだけでなく、ストレージ利用の効率化にも貢献する新しい読み取り専用のファイルシステム「EROFS」を開発しているようです。
Huawei が予告している「恐ろしい技術」というのは、この EROFS が関係しているのかもしれません。
EROFS は Linux 向けのファイルシステムとして開発されていますが、将来的には Android デバイスに組み込まれる可能性があります。
Huawei のエンジニア Gao Xiang 氏は、Android デバイスで使用されるオープンソースの Linux ファイルシステム「EROFS」を開発したと Linux のメーリングリストで発表しました。
注意しないといけないのは、EROFS はまだ開発の初期段階であって完成していないことです。
すぐに Android デバイスで利用できるというわけではありません。
EROFS(Extendable Read-Only File-System)は、Android デバイスでの使用を想定して開発されている読み取り専用のファイルシステムで、読み書きするオプションでマウントするファイルシステムを置き換えるものにはなりませんが、従来のファイルシステムを Read Only でマウントするよりも優れたパフォーマンスを出せるように設計されていることと、Kirin 970 といったハードウェアと連携させることで実現する特別な圧縮モードを備えていることが現時点で分かっています。
Android デバイスのファイルシステム構成の中には Read Only でマウントしているものもあり、それらが EROFS に置き換えられると、ファイルの読み出しにかかる時間は短縮するはずなので性能は向上し、また、それらのファイルはファイルシステムレベルで圧縮されるので、システムストレージの消費量を削減することも期待できます。
Source : phoronix
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