湖池屋の看板商品「ポテトチップス のり塩」のルーツは天ぷらにあり!? 和を味わう『KOIKEYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩』

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「東京2020オリンピック・パラリンピック」を控え、国内外から日本の文化への関心が高まっている昨今。食品業界にも日本の伝統を取り入れた”和”の波が押し寄せているようだ。記者が今回食べた『KOIKEYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩』は日本食の定番「天ぷら」をポテトチップスで表現した商品だが、果たしてそのお味は……?  

「湖池屋 JAPAN PRIDE」のテーマは”和”。あえてポテトチップスで「日本の誇り」を発信する!

日本を代表するスナックメーカー・湖池屋が威信をかけて生み出した「PRIDE POTATO」の新シリーズ「湖池屋 JAPAN PRIDE」。”和”をテーマにしたこのシリーズで同社は日本の風土や文化、食材の魅力をポテトチップスに込めて発信していく。

ポテトチップスといえば元々は欧米で愛されていたスナック菓子だが、これを日本で普及させたのが湖池屋だ。1962年に発売された「ポテトチップス のり塩」は日本人に馴染みのある「のり塩」をポテトチップスと掛け合わせることで、和の美味しさを併せ持つスナックとなった。

 

そんな「ポテトチップス のり塩」の誕生時に湖池屋が目指したのは、揚げたてサクサクの天ぷらの美味しさ。

湖池屋『KOIKEYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩』(60g・実勢価格 税込138円・2018年5月14日発売)で同社は今一度原点に立ち返り、食材の扱いや製法にこだわることで、天ぷらのような美味しさを追求することにしたらしい。

「PRIDE POTATO」シリーズに使用されるジャガイモは100%日本産。そこに加わる”和”のフレーバーとして今回ターゲットになったのが、高級天ぷら店でよく出される茶塩だ。茶塩は抹茶+塩で作られることも多いが、湖池屋は更にてん茶(抹茶の原料で、天ぷらの衣に使われたり、青海苔の代用としても使われる)を加えることで、味に奥行きを与えている。

 

そんな経緯で誕生した『KOIKYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩』は、現存する湖池屋の最高傑作「ポテトチップス のり塩」を凌駕することができるのだろうか。実際に食べて確かめることにする。

まず、袋を開けると揚げたての天ぷらのような香りが漂う。ポテトチップスを取り出してよく見ると、たくさんの気泡があるようだ。これが砕けることでサクサクとした食感が生まれるのだろうか。

そして表面を彩る緑色。粉末状なのが抹茶、粒状なのがてん茶と、こだわりの素材を実際に目で確かめることができる。

食べてみると、揚げ油のジューシーな味わいとジャガイモの旨味が口の中に広がる。そして噛み締めるごとに気泡が弾け、サクサクとした食感を楽しむことができる。ジューシーさとサクサク感。これが湖池屋が出した「天ぷらの美味しさ」への答えなのだろうか。

そんな「天ぷらの美味しさ」を引き立てている茶塩だが、その効果を実感するのは何枚か食べ進めた後だ。ジャガイモは、主食として食べる国もあるほどのお腹にたまる食材だが『KOIKYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩』の場合、茶塩の苦味と塩気で味が締まることでどんどん食べ進めることができる。

だが食べ始めは茶塩のさりげなさゆえに「これって濃いのり塩なのでは?」という疑問が浮かんでしまった。しかし、てん茶は実際に青海苔の代用として天ぷらに使われることがあると考えると、そう感じるのも自然なことなのかもしれない。

結論から言うと、『KOIKYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩』は天ぷらの美味しさをしっかり活かした新食感のポテトチップスだ。だが、より近い表現をするならば天ぷらの”衣”のような美味しさ。と表現するのが適切だろう。

「天ぷらの衣のサクサク感が好き」という人にはオススメできるが、「具材あっての天ぷらだ」という先入観を持って食べると不満を抱くかもしれない。”和”の要素を存分に表現した『KOIKYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩』だが、「ポテトチップスのり塩」のオーソドックスな魅力を超えたかというと、それはなかなか難しい…。

 

禁断のグルメ「ポテチ茶漬け」で『KOIKYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩』はもっと美味しくなる!

湖池屋では『KOIKYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩』の発売に合わせて、株式会社永谷園の「お茶づけ海苔」とのコラボ企画「ポテチ茶漬けキャンペーン」を実施している。一部のユーザーの間で人気の「ポテチ茶漬け」はその名の通りお茶漬けの上にポテトチップスを載せるという禁断のグルメで、両製品を掛け合わせることで相乗効果が生まれるようだ。

本家「のり塩」をお茶漬けにアレンジするというのはあまり一般的ではないが、茶塩とお茶漬けならばお茶という共通点があるからか、より美味しくなりそうと思うのが不思議だ。実際に食べてみると、天ぷらの衣のようなジューシーさとお茶漬けのあっさり感がマッチしてお互いの魅力を引き立て合っている。「ポテチ茶漬け」は実に楽しいポテトチップスの食べ方だ。

単体では本家「のり塩」に敵うことは難しいかもしれないが、「ポテチ茶漬け」という魅力的な食べ方を加えると勝機が見えてくる。これを試して美味しいということがわかると、本家「のり塩」味でもやってみようかなという気持ちになるので、またしても先を行かれてしまうかもしれないが……。

『KOIKYA PRIDE POTATO 天ぷら茶塩』は全国のスーパー、コンビニエンスストア、オンラインショップなどで入手可能だ。

 

 

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