【海外レポート】アムステルダムでトップデザイナーの自宅に訪問
(前回からの続き)インテリア・デザインの祭典「ミラノ・サローネ」の前に、アムステルダムで、今注目のデザイナーPiet Boonの自邸を訪問。果たして人気デザイナーの自邸は、どんな空間なのだろうか?
■いよいよ、Piet Boonの自邸を訪問
アムステルダム在住で世界的に活躍する建築インテリアデザイナー、Piet Boon。そのオフィスから車で10分も走れば田園風景の中、彼の自宅は運河も流れる広い敷地に、母屋とゲストルームの離れがプールのある中庭を囲んで建っていた。
庭のアウトドア家具もPiet Boonデザインアウトドア・ベッドで寛ぐPiet、取材中にNY出張から戻ったところ
家の中に入ると、Pietの家具をインテリア・スタイリストのKarin夫人が得意な’MIX’コーディネーションで、ショールームよりもCOZY(心地よい)& WARMY(温か)な空間につくり上げていた。家具は皮・木・布・スチールと、違った素材をMIX。小物やアートも、国籍・年代・素材の違うものをMIXしているが、カラーで統一感を出していた。
「大好きな『Emi Wada』の本を古着でカバーリングして飾っているの」と、Karinさんの小物には全て素敵なストーリーがある。
ダイニングから奥のキッチンを望むバスルーム・洗面は主寝室から連続したプライベート空間になっている
■インテリアデザインのTipsは”Imperfection” & “Change”
Karinさんが教えてくれたインテリアのTips(アイデア)、「’Imperfection’不完全で少し崩すのがポイントよ」。高級なものばかりや同時代、同じブランドばかりで揃えてしまうと堅苦しくなる。彼女はお母様のシンプルな帽子を飾り戸棚に指し色で使ってみたり、それがCOZYなMyHome感を醸し出していた。
もう一つのアイデアは「’Change’を楽しむこと。ベースの家具はシンプルなソフトグレーなどにして、クッションや小物の色彩で季節を楽しんで」と、カーテンを明・暗色のリバーシブルに作って、夏冬で簡単に裏表を変えることができるアイデアを紹介してくれた。
取材後、ディナーを用意してくれたBoon夫妻と共にお食事。
Pietは超ハンサム&ナイスGuy、気さくなジョークで会話を楽しませてくれた。ご自宅で、お子様達とご夫婦の素敵な関係性を垣間見て、住まいをデザインする人に必要なものは何かを教えられた気がした。
実はPiet Boonという家具ブランドに私が出会ったのも、2008年のミラノ・サローネだった。今年のサローネでも、そんな新しい出会いがある事を願ってMilanへGO!
引き続き現地からのレポートをお楽しみに。
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