「エスカレーターに乗るといつも思うこと」マンガにさまざまな反応! 「本来歩く目的のものではない」「急ぐなら階段使え」

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エスカレーターに乗るとき、急ぐ人のために片側を空けておくことがルール化していますが、『ふしぎふしぎ』『ゲーム開発物語』などで知られる漫画家の山崎浩さん(@housui03)が『Twitter』に「エスカレーターに乗るといつも思うこと…」と題したマンガをツイート。共感の声や体験談が集まっていました。

ある親子がエスカレーターに乗っていて、子どもが真ん中に立っていたことに後ろから来た男性が「おいっどけよ!」「真ん中に立ってんじゃねーよ」と罵声を浴びせ、母親が謝っていたところに出くわしたという山崎さん。

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しかし、エスカレーターは本来「歩いてはいけない」とされていることを指摘し、「あの親子は間違っていない。むしろ正しい!」と断言。実際、日本エレベーター協会によるとエスカレーターが「ステップ上に立ち止まって利用することを前提にしている」とされており、鉄道各社でも歩行をしないように呼びかけるステッカーを張るような動きが広がっています。

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先の親子を見てから、「エスカレーターの真ん中で微動だにしないようにしている」という山崎さん。妻から注意されると「他のルールやマナーは守れてなぜコレだけはこっちが悪者のように言われるのかっ!」……と心の中で叫んでから「いちおう端による」といいます。

このマンガにはオチについて「結局寄るのかい」というツッコミがあったものの、「未だに片側空けるのが常識だと思っている人が多すぎる」といった反応が集まっていたほか、都市部で片側に立つために行列ができることに「バカバカしい」といった声も上がっていました。

また、実際に嫌な思いをした体験談も寄せられていました。

2日前に東京へ遊びに行った時に、私だけ右側に居て立っていたら、後ろからイヤホンつけたおじさんが持ち手のベルトをバンっっ!!と叩いて私を無理やり避けて、下へ歩きながら「何を考えてるんだ?!」と若干小声で睨み付けて歩いて降りていきました。下に着いた後も私を睨み付けて居ました。

さらに、昇降機の設置の仕事をしているというユーザーからは次のようなツイートが。

これ本当にそうです!
もっと、広がって欲しい
(昇降機設置する仕事してます)
いつの間にかせっかちな側のおかしな暗黙のマナーが出来上がっていて…
現状で直ぐに壊れるという事はありませんがとても負担がかかります
=片側に重さ+歩く衝撃
故障にも繋がります
本来歩く目的のものではありません

「急ぐなら階段を使えばいい」「怪我をしている人もいることを考えて」といった声が多数あった一方で、片側を空けることが「暗黙の了解」と捉えている人も多く見られた山崎さんのマンガの反応。ある意味、時間に追われてゆとりが持てない日本を象徴する議論だといえるのではないでしょうか。

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/housui03/status/980761238882824193 [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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