【interview】非デザイナーこそおすすめ!プロトタイピングツール「Prott」の幅広い使い方について聞いてみた

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企画側と開発側とでイメージが異なり、プロトタイプが出来上がっても納得のいくものが仕上がらない。このような悩みを抱えていないだろうか。今回は株式会社グッドパッチのCS担当である片山彩夏氏に、Prottを通して、会社のチーム同士のアイデアを「共有」する使い方について伺った。

簡単にプロトタイプを作成できるプロトタイピングツール

Q1.Prottのサービスについてわかりやすく教えてください。

Prottはノートに書いたワイヤーフレームのスケッチやデザインデータをアップロードし、スクリーンとスクリーンを繋いでいくだけで、だれでも簡単にプロトタイプを作成できるプロトタイピングツールです。画面遷移などにも、コーディングは一切必要ありません。作成したプロトタイプをチームメンバーやクライアントと共有することで、デザインのクオリティを向上させていくことができます。ProttはWebブラウザの他にiOS/Androidのモバイルアプリをご用意しています。いつでもどこでも、プロトタイプを作ったり、シェアされたプロトタイプを確認してコメントすることができます。

Q2.WEBデザイナーだけではなく、非デザイナーが使うメリットはありますか。

Prottを使っているWebデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナーも多くいらっしゃいますが、ディレクターなどの企画職、総合職の方にも多くご利用いただいています。非デザイナーのみなさんは、今までエクセルやパワーポイントを使用して表現するしかありませんでしたが、Prottを使ってプロトタイプを作成することで時間短縮に繋がり、生産性を向上させることができます。さらには、静的なプレゼン資料では伝えることが難しかったディテールがProttのプレゼンモードを使うと、実際にそのアプリがすでに開発されていて、使っているユーザーの顔が思い浮かべることができるくらい具体的に伝えることができます。そのため、決裁権をお持ちの意思決定者の方へはとてもいいプレゼンツールになっているそうです。

様々な職種の人たちとの共通言語に

Q3. なぜ非デザイナーにもProttが広まったのでしょうか。

サービスやプロダクトを開発するときは、必ずチームで開発を行います。(中略)。Prottは、そんな様々な職種の人たちとの共通言語として一役買っているんです。リンクをクリックすればログインしていなくてもコメントすることもできますし、その気軽さが開発者やデザイナーだけでなく、多くの非デザイナーにも愛されている理由だと思います。

開発プロセスにおいて、まずアイデアを形にすることも重要ですが、そのアイデアを「共有」できることはもっと重要です。Prottを使うことで、開発を進める前にあらかじめ操作しながら細かいディテールを確認できるため、プロトタイプを元に合意形成を得ることが可能になります。そのため、開発の手戻りを最小限に抑えることができ、最終的に効率的なプロダクト開発をすることができるんです。

Q4. Prottを使ったUX設計について、今後の展望を教えてください。

プロトタイピングを開発に取り入れるデザイン手法は、ここ数年で日本のIT業界にも一気に広がりました。こういったデザイン思考に基づいたデザイン手法は、優れたUI/UXの実現に直結するため、今後様々なビジネスの現場で活用されていくと思います。これは、Prottに限ったことではありません。私たちは、今後より多くの方にユーザーファーストのサービスを開発していただくためのお手伝いをしたいと思っています。Prottは、そんな方々によりフレンドリーにお使いいただけるよう、現在リニューアルを予定していますので、ぜひご期待ください。

企画側と開発側のコミュニケーションがProttを使うことによって、より円滑にあり、サービスのプロトタイプ作りの効率化に繋がれば、開発スピードもあがる。そのため、PDCAサイクルを早く回せて、事業を進めやすくなるだろう。

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