世界初の自動操縦除雪機「Yeti」、ノルウェイの空港でテスト運用
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この除雪作業、なかなかコストがかかるのだそう。広い滑走路を走らせる除雪機を備えるのはもちろんだが、経験豊富なスタッフを24時間待機させておくためだ。
そこでスウェーデンのテック企業が開発したのが自動操縦で動く除雪機「Yeti」。このほど、ノルウェイの空港でデモンストレーションが行われた。
・サッカー場670個分を1時間で
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開発元のSemconによると、Yetiは長さ20メートル、幅5.5メートル。気象条件にもよって変わるが、おおむね1時間で670ものサッカー場に匹敵する面積の除雪が可能とのこと。
・効率的に除雪
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自動で除雪するだけでもすごいが、もう一つのポイントは除雪パターンをコントロールできるシステム。どういうことかというと、複数の除雪機を投入するとき、マシーンをバラバラに動かすのではなく、並走させることで効率良く除雪できる。そのパターンを空港のニーズや投入台数などに合わせて設定できるのだ。
空港閉鎖や飛行機の離発着の遅れをできるだけ回避するのは空港管理者の使命。Yetiは世界中の雪の多い国で空港常備機となるかもしれない。
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