ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう

体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

「わかりやすい」説明がしたいなら、2つのコツを意識しよう

これまで3000回以上のMCを経験されてきた丸山久美子さんに、「上手にあがりを隠して、人前で堂々と話す・ふるまう方法」について伺う連載の第6回目。今回のテーマは「わかりやすい説明の仕方」についてです。f:id:k_kushida:20180306104346j:plain

丸山久美子(まるやま・くみこ)

まるっと空気を掴むMC、展示会専門接客アドバイザー

1982年、和歌山県生まれ。「人前で話せるようになりたい!」という憧れを叶えるべく、20歳で展示会プレゼンターとしてデビューするも、本番中にてが震えてマイクを落とすなど、さまざまな大失敗を繰り返す。「あがりを克服する方法」や「緊張をなくす方法」を模索するが、改善どころか逆にあがりに拍車がかかり、体調にまで悪影響が。しかし、憧れを捨てきれず、「あがり」や「緊張」と向き合い独自のメソッドを開発。再スタートを図る。以来、展示会やイベントへ3,000回以上出演し、リピート率90%を超える人気MCに成長。2015年から講師活動を開始。「人前で話せるようになりたい!」と願う全国の人々へ、「あり方とやり方」の両面から具体的なノウハウを提供している。

Twitter:Kumiko Maruyama

分かり易い説明がしたいけど、どうしたら良いか分からない。発声や滑舌にも自信がないし…そんなお悩みをお持ちの皆さんにも簡単に使っていただける伝え方テクニックを2つ用意しました。ぜひ試してみてください!

こんにちは!

まるっと空気を掴むMC・丸山久美子です。

皆さんは、説明をする機会は多いですか?私がいるMCの業界は、毎日が説明の連続です。イベントの開演時間やタイムスケジュールを説明する事もあれば、展示会ステージでは商品の説明をする事もあります。

今回は、私が現場で身につけた「分かりやすく伝える説明のコツ」を紹介します。とりあげる例は、私がMC現場で経験した内容になりますが、ぜひ、このコツを皆さんが説明するシーンに置き換えるとどうなるか、想像しながら読んでみてください。

【コツ1】重要な情報は、2度繰り返す

いくら真剣に話を聞いていても、1度で情報を覚えられるほど、人間は完璧ではありません。だからこそ、重要な情報は、繰り返し伝えましょう。2度、繰り返し言うのです。

あえて2度伝えると、それが重要な情報である事が雰囲気からも伝わります。

しかも、仮に相手が1度目を聞き逃していた場合にも、2度繰り返せば確実に伝える事ができます。

「重要な情報は、2度繰り返す」「重要な情報は、2度繰り返す」のです。

では、実際のセリフを元に、どの部分を繰り返すと良いか?一緒に考えてみたいと思います。

私がMC現場でいただく台本で、よく書いてあるセリフを例に挙げてみましょう。

このセリフの中で、最も重要な情報はどこか、考えてみてください。

セリフ「ご案内申し上げます。開演は2時を予定しております。今しばらくお待ちください。」

さて、この中で最も重要な情報はどこだと思いますか?

答えは「開演は2時を予定しております。」という部分です。

来場者の立場で考えると理解しやすいと思います。何時に開演するか分かれば、電話やメール、お手洗いなどの用事を済ませる事ができるでしょう。開演時間は、主催者のみならず、来場者にとっても重要な情報なのです。だからこそ、確実に伝わるよう、2度繰り返し言ってあげましょう。

台本上には1度しか書かれていなくても、私はこの様に、あえて2度伝えています。

「ご案内申し上げます。開演は2時を予定しております。開演は2時を予定しております。今しばらくお待ちください。」

重要な情報は、2度繰り返す。たったこれだけで、説明のクオリティが一気に高まります。簡単ですのでぜひ使ってみてください。

【コツ2】言い慣れている言葉は「ゆっくりハッキリ」

2度繰り返すより少し難しいですが、とても便利なテクニックがあるので紹介します。

分かりにくい説明の原因として多いのが「早口」です。特に私は緊張すると早口になるタイプなので、「聞き取れない」などの指摘を多々受けてきました。そこで早口の改善方法を研究し始めたところ、ある面白い法則を見つけたのです。

「人は、言い慣れた言葉ほど、早口になる」

最も早口になるのが「自分の名前」です。名刺交換や電話応対、自己紹介など、自分の名前は人生において、最も言い慣れている言葉だと思います。「聞き取れない」と指摘されていた頃の私は、特に、名前を憶えてもらう事ができませんでした。早口で言っていたため、相手は聞き取れなかったのでしょう。皆さんも、初対面の人から名前を言われても、聞き取れなかった経験が数多くあるのではないでしょうか?

このように、私たちは、言い慣れた言葉ほど早口になってしまうのです。

そこで編み出したのが「言い慣れている言葉は“ゆっくりハッキリ”」というテクニックでした。

例えば「丸山久美子と申します。」と言いたい場合、慣れている名前の部分だけ“ゆっくりハッキリ”言うのです。「丸山久美子」だけは、ゆっくりハッキリ。「と申します。」は気にせず早口になってOK。慣れて早口で言っていた言葉を“ゆっくりハッキリ”言うのは、最初は違和感を感じると思います。しかし、数回声に出して練習すれば、そのリズムに体も慣れて来ますので安心してください。

私はこのテクニックを、名前のみならず、MCを担当したイベント名や会場名、商品名などにも応用しました。すると「丸山さんの説明は分かり易い!」と好評で、リピートでのご依頼が一気に増えたのです。

皆さんの仕事でも、説明時によく使う言葉がいくつかあるはずです。会社名、部署名、商品名、価格など…それらを“ゆっくりハッキリ”言うだけで、印象は各段に良くなります。ぜひ実際の説明のシーンで使ってみてください!

【参考図書】

f:id:k_kushida:20180131125958j:plain

『上手にあがりを隠して人前で堂々と話す法』

著者:丸山久美子

出版社:同文舘出版

関連記事リンク(外部サイト)

「書けない」が劇的に改善する“たった1つ”の方法――山口拓朗の『そもそも文章ってどう書けばいいんですか?』
午前中の2時間「ガムシャラタイム」で、残業しないチームを目指そう
重要な仕事を「任される人」と「任されない人」の“たった”4つの違いとは?

リクナビNEXTジャーナルの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。