昔懐かしの大判カメラが現代に!レーザーカッティング部品使用の蛇腹写真機「Chroma」

坂本龍馬も勝海舟も、35ミリフィルムのカメラで自らの姿を撮影したわけではない。

昔のカメラは「大判」が主流だった。フィルムは我々が知っている「フィルム」ではなく、ガラス板を使用する。蛇腹式ボディーの大判カメラをドラマか映画で見たことのある人は少なくないはずだ。

その大判カメラが、何と現代のクラウドファンディングに登場した。

・ガラス板使用の4×5カメラ

クラウドファンディングサービス「Kickstarter」に、「Chroma」というカメラが出展された。

これは、4×5の大判カメラである。どこかがデジタル化されているとか、スマートフォンとコネクトできるなどの機能は一切ない。仕組み自体は19世紀のカメラと同一だ。しかもボディーは蛇腹式である。

だが、このChromaの構成部品にはレーザーカッターで形成されたアクリルが用いられている。ここに関しては現代のテクノロジーが取り入れられているようだ。

Chromaの構造自体は、極めて単純である。レンズを通して外から光を取り込み、それをガラス板に焼き付けるだけだ。ちなみに、レンズの付け替えには富士フィルムのクイックロードホルダーが適合する。

レンズがなくても構わない。このChromaはピンホール撮影にも対応している。

・世界中で評判を呼ぶ

現代に蘇った蛇腹式大判カメラChroma。世界中から投資を集めていて、目標金額1万ポンド(約150万円)に対し3万5000ポンド(約520万円)を超える資金が集まった。しかも、この記事を書いている時点でキャンペーン期限はまだ2週間も残っている。

現在は250ポンド(約3万7000円)の出資で製品を受け取れる枠が用意されている。それよりも特典に恵まれた枠もあったが、残念ながら出資者多数により締め切られてしまった。

Kickstarter

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Techable

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