もう散らかさない!キッチンの収納術7選【収納のプロ実践中】
「キッチンがすぐ散らかる」「キッチンの収納がいつもぎゅーぎゅーで取り出しにくい」とお困りの方必見。整理収納アドバイザー・小林尚子さんのキッチンの収納アイデアを実践すれば、”使いやすくて、いつもきれい”な状態に近づけるはず。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
小林尚子さんのキッチン収納アイデア7選
小林さん宅のキッチンはセミオープンタイプ。背面には冷蔵庫とレンジ台つきの食器棚、腰高の棚が並んでいます。
シンクやコンロのまわりにはほとんど何もなく、どこを見てもスッキリ! 最小限の動きで済むように考えぬかれた配置と、取り出しやすい仕組みづくりをご覧ください。
【キッチン収納1】鍋やフライパンは立てて収納
フライパンなどを立てて収納できるスタンドを使って、キッチンのコンロ下の引き出しを整理。フタもセットにして立てていますが、圧力鍋のフタだけは入らないのですき間に収納しています。
手前のすき間も無駄にしないように油や調味料などの収納スペースに活用。
「使いたいものがワンアクションで取り出せるので、調理の動きを妨げません。キッチンの中でも特にコンロまわりは“コックピット状態”が理想なんです」と小林さん。
調理中は引き出しを開けっぱなしにして、使ったものをすぐ戻すようにしているそうです。
【収納アイデア2】レンジフードの縁を使って吊り下げ収納
キッチンで使うものは、基本的にすべて引き出しの中に収納している小林さんですが、よく使うものや洗ったあとの水切りに時間がかかるものなどは例外。
軽量カップやザルは、レンジフードの縁にS字フックを掛けて収納しています。
挟めるタイプのフックには、ゴム手袋、ふきんのほか、レシピを挟むことも。
【キッチン収納3】キッチンペーパーは吊り戸棚の中に
レンジフード隣の吊り戸棚をあけると、キッチンペーパーを発見! 突っ張り棒で固定されていて、このまま切り離して使うことができます。
奥にはコの字型ラックを入れてあるので、ストックはその上に収納。
「残量が常に目に入るので、うっかり切らしてしまうことがなくなりました」と小林さん。
コの字型ラックの下には取っ手つきのストッカーを入れて、乾物やカップスープの素などをまとめています。
【キッチン収納4】シンク下はファイルボックスで整理
シンク下収納は、ファイルボックスを取り入れて無駄なスペースができないようにしています。
ファイルボックスごとに液体洗剤やトレー、スポンジ、ふきんなどを分類収納。右から使用頻度の高い順に並べているのもポイントです。
シンク下の掃除をする際もファイルボックスを移動するだけだから、家事の時短にもつながりそう。
【キッチン収納5】小物収納に扉の裏側も活用!
キッチンのシンク下の扉にフックを取りつけ、ワイヤーネットを設置。使い古しの歯ブラシやタワシなどの掃除グッズ、キッチンでも出番が多いハサミなどの小物を収納しています。
「キッチンのシンクで使う掃除グッズはすぐ下にあるのがベスト! 使える時にすぐ出せて、すぐ戻せる配置にしておけば掃除のハードルも下がりますよ」と小林さん。
【キッチン収納6】詰め替えボトルに移して冷蔵庫内もスッキリ
冷蔵庫の中も分類収納を徹底している小林さん。ドレッシングやソース類はお揃いのボトルに移し替えて、ドアポケットにずらりと並べています。
ひと目で中身がわかるように、ラベルメーカーで作ったアルファベットのラベルを作成。
「パッケージのままだと残量が確認しにくくて、気づいたら賞味期限切れなんてことも」と小林さん。中身が確認しやすい詰め替えボトルにすれば、そういった失敗も防げて食費の節約にもつながります。
ほかの食材も、「和食」「パンセット」「味噌汁」などメニュー別に分けてトレーにしまうことですぐ取り出せるように工夫しています。
【キッチン収納7】平皿収納にもファイルボックスを活用
食器棚内にもファイルボックスを入れ、平皿を立てて収納しています。
「すぐ取り出せるように、ここでは手前が低くなったタイプのファイルボックスを選びました」。
少し上からでも取り出せるので、かがまずに済むのも便利!
小林さん宅のキッチン収納はいかがでしたか? こんなスッキリしたキッチンなら調理に集中できて、掃除のストレスも軽減しそうですよね!
ファイルボックスの使い分けも参考にしてみてください。
撮影/大滝央子
小林尚子
整理収納アドバイザー。夫の転勤で6回の引っ越しを経験し、整理収納に目覚める。3LDKのマンションでナチュラル&北欧インテリアを楽しむ。著書に「とことん使える!無印良品」(講談社)。
小林尚子さんのブログ
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