プロ直伝!今日から2週間、1日1時間のお掃除で家中きれいに!
年末の大掃除、今年こそはしっかり計画的に!
今年も終わりに近づいてきました。年末年始のお休みに入ってから大掃除を、と考えている方もいらっしゃるのでは。でも、一日であわててやってしまうより、この機会にじっくりと計画を立てて汚れをきっちり落とし、気持ちよく新年を迎えてみませんか?
ポイントは「一点集中しない」「徹底的に効率化」です!
最初に計画を立てよう
一日で全部やってしまおうではなく、2週間で完成の計画を立てましょう。一日一日の作業時間と、作業箇所を決めて紙に書きましょう。時間は一日当たり一時間か長くて二時間にしておきましょう。(長っと感じる方もいるかもしれませんが意外と一時間はあっという間です)
大事なのは、作業箇所の決め方です。「今日は洋室だけ、明日は和室。毎日一部屋ずつきれいにしよう!」このパターンはだいたい失敗します。
部屋ごとの清掃ではなく、今日は換気口だけ、明日は窓サッシだけ、明後日は照明器具だけ、のようにパーツごとの清掃をすることをお勧めします。清掃箇所によって使う道具や筋肉、方法までもが違うからです。
バッティング練習、ピッチング練習、走塁の練習をまんべんなくやって全部のスペシャリストになろうとするより、ピッチングならピッチングだけの練習をしたほうがその道のスペシャリストになれるのと同じ。大谷翔平選手は特殊なスーパーマンなので、参考にはなりません。
また、「気になったらいつまでもやっちゃうのよね~」とはよく聞く言葉ですが、最初から100の仕上がりにしようと一箇所に固執してしまうと、そこで息切れしてしまい残りが20くらいになってしまいます。終いには嫌になって辞めてしまいます。作業は全部80くらいの満足度で進めていって最後に10ずつ仕上げていくくらいがちょうどいいでしょう。
たとえば4LDKの家だと窓は全部で7~8か所。一ヵ所をいつまでもやらないである程度きれいにしたら次の窓に移る。そして全箇所清掃したら最初の窓に戻って仕上げる。サッシ一箇所目を清掃してる時より8箇所目の時のほうが断然作業慣れしてるしうまくなってるので、ドンドン次に移っていって最後に見直しをすることによって効率的な作業ができます。
このように頭の中でシュミレーションをして一日一日の作業箇所、作業時間の計画をノートに書いてみましょう。計画を立てる日は計画を立てるのみにしたほうがいいと思います。できれば二日ほど予備日を設けて後で見直してみて足りない箇所があったら足せるようにしておきましょう。
プロ直伝!ふきん・雑巾と水の使い方
プロのハウスクリーニングを頼んだことのある方はご存じだと思いますが、短時間でてきぱきと部屋のすみずみまできれいにします。では、どんなコツがあるのでしょうか?簡単なコツをいくつか紹介します。
タオル・ふきんはあまり洗わないようにしましょう
え?と思うかもしれませんが、たとえばカーテンレールの掃除をするのであれば1本拭いてタオルを洗って、また1本拭いて洗ってではなく、洗いたくなっても極力粘って洗わないようにしましょう。拭いて汚れた面を内側に折り込み使えば、家中のカーテンレールを一枚のタオルで洗わないで拭き切ることは可能ですよ。
バケツの水は変えないようにしましょう
これも、え?の方が多いと思います。ただ、全く変えないということではなくこれも極力粘りましょうと言うことです。
この二点を頭に入れておかないと、下手したらカーテンレール1本拭くだけで、タオルをきれいに洗って、水を取り替えて…なんてことになってしまうんです。「まさか~!さすがにそこまで手間は掛けないでしょ」と、思うかもしれませんが、マメで、のめり込みがちな女性の心理的にそうなってしまいがちなんです。
ちなみに、弊社では引っ越し後の空室清掃なども多数お仕事いただいておりますが、中には水道が止まってしまっている部屋もあります。そんな場合は持ち込みの水を使って、ワンルームくらいならドロドロになるまで変えずに、最後仕上げの時だけ水を変えることなんかもあるんですよ。
手に持つ道具は最小限にして、移動時間を削る!
たとえばカーテンレールの掃除をするのであれば左手に脚立、右手に濡れタオルのみで良いはずです。バケツは部屋の中央に置いておき、何本か拭いてから移動中に洗えばいいので持ち運ぶ必要ありません。洗剤やバケツ、掃除機などたくさんの道具を大移動してたら、下手すると作業時間より移動時間のほうが長くなってしまいます。
プロが行うハウスクリーニングでは様々な道具や洗剤を使用しますが、ご家庭のお掃除であれば、タオルとバケツさえあれば事欠きません。欲を言えば脚立が欲しいところですがなければ椅子でもOKです。
汚れをちゃんと落とすには
クオリティをあげたければ新品の歯ブラシを使いましょう。ただ、歯ブラシは細かい部分を仕上げるのに大変便利な道具ですが、下手すると前述した【一箇所に固執する】原因になります。使うとしたら予備日で使うと良いかもしれません。
水回りなどの油汚れや水垢を落とす強力な洗剤なんかも販売されてますが、あまりお勧めしません。最近の住宅設備には色々な材質の物が使用されており、洗剤を使用することによって変色や剥離、変形をしてしまうものが数多くあります。また、扱い方を間違えると人体に影響を及ぼすことも考えられます。どうしても使いたい場合はゴム手袋をつけて、充分に水で薄めた上でタオルに含ませ絞ったうえで拭く様にしましょう。スポンジの固い面でゴシゴシやってしまうと傷だらけになってしまう可能性があります。
今まで間違った常識でうまく行かなかった方はぜひ試してみてくださいね!
(岡田 丈/ハウスクリーニング・清掃業)
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