中国の格安スマホメーカー Xiaomi が今年 9 月に発売した超大画面スマホ「Mi Max 2」のレビューをお送りします。Mi Max 2 は、6.4 インチとスマートフォンというよりもどちらかと言えばタブレットに近い機種で、動画の視聴や電子書籍の閲覧には特におすすめです。6.44 インチサイズの機種は今でもほとんど目にしないので、そのユニークさは発売からしばらく経過した今でも魅力を放ち続けています。
コンピュータ制御の機械によって精密に加工されたメタルボディは全体的にシックな外観。また縦 174.1mm、横 88.7mm とという大きさとは裏腹に、厚さはわずか 7.6mm とスリムで、重さは 211g もありますが、平べったい形状なので、手にした時にはとてもスリムで、日常的に使用する上で手の負担になることはありません。
スマートフォンの中では大型の端末でもタブレットと比較すれば明らかにコンパクトです。
Mi Max 2 には様々な特徴がありますが、その中でも私が一押しなのは音の良さです。動画が見やすいことは言うまでもありませんが、本体の上下に取り付けられた 2 つのスピーカーは、人の声を強調するようにチューニングされているため、映画の視聴時にはとても感じの良い音が出ます。YouTube 動画の視聴でもこれは変わりません。
Mi Max 2 はあくまでもスマートフォンなので電話やデュアル SIM、SMSのメールの送受信、LTE のデータ通信など、スマートフォンに必要とされる基本的な機能は全て完備。また、1,920 x 1,080 ピクセルというスマートフォンでは定番の 16:9 ディスプレイを搭載しているので、タブレットよりも横幅がスリムで、片手での操作もとても楽ちんでした。写真からでもお分かりのように、Mi Max 2 は Google Play にも対応しています。
Mi Max 2 は Android 7.1 Nougat をベースにした MIUI 8 のシステムを搭載して発売されましたが、MIUI は既に MIUI 9 屁とバージョンアップされています。MIUI 9 は日本語をフルサポートしており、私たち日本人にとって使いやすくなっています。
Mi Max 2 はその性質上、カメラは貧弱かと思いきや必ずしもそうではありません。リアカメラは Mi 6 と同じ 1,200 万画素の Sony IMX386 イメージセンサー(F/2.2)を採用しており、写真や動画の画質はとても満足できるレベルです。普段使いのカメラとしてもその役割を十二分に果たしてくれます。
Mi Max 2 は USB Type-C コネクタを装備しているのでケーブルの装着はとても楽。また、家電の赤外線コントロールのために IR ブラスタを装備しており、「Mi Remote」アプリを使ってテレビやエアコン、コンポなど様々な家電を制御することができます。
Mi Max 2 には 5,300mAh というスマートフォンではありえない大容量のバッテリーが内蔵されています。画面サイズが他よりも大きいので普通のスマートフォンとバッテリーパフォーマンスを比較することはできませんが、この容量から長持ちであることは明白です。米国発の人気テレビドラマ「プリズンブレイク シーズン 5」をバッテリーを追加充電せずにシーズンまるごと視聴することは余裕でした。感覚的には通常のスマートフォンの 1.4 倍くらい長持ちだと思います。Mi Max 2 は Snapdragon 625 プロセッサや 4GB RAM、64GB ROM を搭載しており、スペック的にはミッドレンジクラスだと評価できます。
Antutu のベンチマークスコアは 62,,994 点と平凡なものですが、Xiaomi によって MIUI には特別な性能チューニングが施されていることによって、同じプロセッサを搭載した ZenFone 3(ZE552KL)と比べてもアプリやシステムは滑らか且つスピーティに動いていたなど、私を驚かせる素晴らしい性能を発揮していました。
今回のレビューはいかがでしたか? Mi Max 2 は満足のスペック、大きくて見やすいディスプレイ、優れた音質とカメラ、タブレット顔負けの大容量バッテリーによる優れた持続性を発揮し、台湾の通販ショップ「町のお店」ではなんと 34,800 円と買いやすいお値段で販売されています。私が調達したのも台湾モデルです。Source :
町のお店
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