初挑戦したふわふわホットケーキが社内絶賛! 『小山ロール』小山進シェフのパティシエレッスンがスゴい!
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お菓子作り……甘い香りを漂わせながら、そんな女子っぽいことをしてみたいと思いつつも、なぜか苦手意識がぬぐいされず、着手できずにいるあなた。筆者も同類です。
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お菓子のグラム単位での計量が必要な繊細さ、微妙な温度管理、それを乗り越える自信が……ない(低レベル)。そんな私が討ち死に必至の思いで手にしたレッスンプログラムがこちら。
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・シェフパティシエ小山進さんが教えるSweet Trick(スウィート トリック)パティシエレッスンプログラム『フェリシモ』[リンク]
http://www.felissimo.co.jp/j/plzt01/
様々なコンクールで受賞歴があり、ロールケーキの火付け役になったとも言われている『小山ロール』を生み出したスウィーツパティシエ、『パティシエ エス コヤマ』の小山進さんが教えてくれるという通信レッスンプログラム。ホットケーキから始まり、クッキー、マフィン、チーズケーキ、シフォンケーキ、そして最後のレッスンはロールケーキ! このレッスンを進めていけば、あの小山進さん直伝のロールケーキを自宅で作れるということでしょうか!? 期待が高まります。
今回は第1回目のレッスンプログラム“ホットケーキ”に挑戦させていただきました。ホットケーキといえば簡単そうに思えますが、筆者は正直ホットケーキミックスでしか作ったことがありません。無事にできるか不安です。

キットを開ける、中には第1回のレッスン資料(小山氏が開発したオリジナルレシピ)と、いろいろなケーキが作れてしまうという魔法の粉“パティシエパウダー”、そしてメープル(風)シロップが入っています。
“パティシエパウダー”とは、
1.はじめての方でも失敗しない
2.簡単に作れておいしい
3.いろいろなお菓子に応用できる
そんな魔法のパウダーだという。
ホットケーキミックスとは違うすごい粉なのでしょうか。これを使えば私にもお菓子が簡単に作れるのでしょうか。まあとにかく、“はじめての方でも失敗しない”その言葉を信じて挑戦してみます。
“パティシエのホットケーキ”を作ってみる
●材料(4枚分)
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・パティシエパウダー
・全卵
・牛乳
・サラダ油
・有塩バター(フライパン用)
・無塩バター(仕上げ用)
材料がわりと手に入りやすいものばかりでありがたいですね。
しかし、さすがお菓子だけに分量はグラム1ケタ単位で細かいです。そしてそこに必要なのは……じゃーん! デジタルはかり!! ガジェット通信編集部になぜこれがあるのかは謎ですが、キッチンの戸棚に入っていました。
●計量
材料をきっちり量っていきます。まずは卵。中身の重さがビンゴの卵を当てるのは難しいですね。余った卵は焼いて食べちゃいますのでご心配なく。
パティシエパウダーはじめ、ほかの材料もきっちり量っていきます。この細かさをクリアできなければお菓子はうまく作れないそうだ。うぅぅ、がんばろう。
●ホットケーキの生地作り
計量が終わり、さっそくレッスンプログラム通りに作ってみます。
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まずはパティシエパウダーをふるう。おぉ、これはホットケーキミックスではなかった工程です。粉に空気を含ませるためなのだそうです。

ふるったパウダーの中心に卵を入れてすり混ぜる。まぜすぎ注意。筆者は加減がわからず、まぜすぎてしまいました。牛乳を入れてからなめらかな生地にするのがちょっと大変。

牛乳を一気に加え、混ぜ合わせて生地はできあがり。あとは焼くだけ!! あれ、わりと簡単かも。
●焼いてみよう
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熱したフライパンに油をしいたら、ちょっと冷ます。そしてフライパンに生地を流し込んだら蓋をする。甘~い、いい香りがただよってきました。ここで蓋をして焼くことで、中がスチームオーブンのような状態になり、ケーキのようにふっくら膨らむのがポイントだそうです。普通のホットケーキよりも生地がサラサラしているのですが、これはスチームオーブン用に水分が大目の配合になっているため。

蓋がガラス製じゃなくて別のお鍋の蓋なので、あまりやるべきでなさそうですが、時々蓋を開けて中身を確認しながらひっくり返すタイミングをはかります。
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バターを焼いている生地の間から加えて、風味を良くします。おぉ! いい感じ。このレッスンプログラムには、この手のちょっとした隠し技が山盛りにあるみたいです。

これを何枚か焼いて、重ねて、バターをのせて、メープルシロップをかけると……できた! おいしそう。
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アップもすてき。
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カットした姿も魅力的(ヨダレ)。
●実食
ホットケーキのベッドで眠りたいくらいホットケーキを愛しているというガジェ通パンケーキ評論家(自称)のお二人をはじめ、そこらへんにいたガジェ通関係者の皆様にホットケーキを食べていただき、感想を聞いてみました。
・うまいっ! 甘さ控えめ。この外側がぱりぱりのところがいい!
・クレープみたいにツナとかしょっぱいものを載せてたべてもおいしいかも。甘すぎないのが可能性がある。
・家で作ってこれくらいのものが作れるなら、うれしい。
・トッピング次第でいろいろ楽しめそう。
・これが本当のパンケーキなのでは!?
・自然に食べられる。
・家で作るやつは、冷めると重くなるけど、これは冷めても粉がサクサクしていて軽くておいしい。
・粉がいいと思う!
・焼きたてはおいしいのはあたりまえだけど、冷めてもおいしいのがすごい。
・ああ、メープル(風)シロップってこんなに人を幸せにするんだ。
初めて作ったのに、なんとも高評価! うれしい! やる気が出てきました。
気を良くして“ふわふわホットケーキ”に挑戦
Recipe01のパティシエのホットケーキで高評価をいただき、いい気になった私は、Recipe02のふわふわホットケーキ、そしてアレンジメントのキャラメルクリームサンドへの挑戦を決意。
●ふわふわパンケーキの準備

一番の違いは、卵をもったりするまで泡立てたものと生地を合わせるところ。材料はほぼ変わらないのに、これだけで違いが出るのでしょうか。

●ふわふわパンケーキを焼いてみる
最初に作ったパンケーキと比べて、やわらかいのでひっくり返すのが難しいです。フライパンにくっつかないように、形がくずれないように慎重にひっくり返します。
●クレームシャンティという泡立てた生クリームを作る
生クリームに分量のグラニュー糖を加えて泡立てる。ハンドミキサーがあれば、これは簡単。
●キャラメルソースを作る

グラニュー糖を熱してカラメル状になったところに生クリームを投入。うおー!これはおいしそう!

副産物でできているのは生キャラメルでは!? これもおいしかったです。
●クレームパティシエール(カスタードクリーム)を作る
バニラビーンズをしごいて入れるのもお初。バニラビーンズが手に入らなければ、バニラエッセンスでもよさそう。

まぜまぜした卵黄とグラニュー糖に薄力粉とコーンスターチを入れて、火にかけ、さっきの牛乳を加えていくとできるらしいのですが、ちょっと目を離した隙に固まりすぎてました!!
お菓子作りはざっくりではいけないことを痛感した瞬間。カスタードクリームがプリン風の存在に。茶こしでこしてごまかしました。
●デコレーション
何枚か焼いて、少し冷まして、作っておいたクレームパティシエール(カスタードクリーム)とクリームシャンティ(生クリーム)をはさみ、キャラメルソース、アーモンドプラリネ、ミントで飾って完成。

おいしそう~!!!
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カットしてみます。
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断面もステキ! ちょっと、いいの? こんなのできちゃっていいの!?
●実食
そしてふたたび、社内の女子に食べていただいた。その感想がこちら。
・おいしい~~~!
・売りもののケーキみたい!
・しっとりしてるよね。
・ふわふわしていてすごくおいしい。
・ホットケーキの堅い感じが全然ない。
・ふわっとしていて…生クリームも甘すぎずちょうどよくって!! カラメルのほんのり苦味がまた! 食感も楽しいですね。
・これ売れますよ。おいしいいいいい!!!!!
え、ちょっと、初挑戦でそんなにほめてもらっていいの? ちょっとほめすぎでは!? 小山シェフ恐るべし、魔法のパウダーSUGEEEEEE!
●感想
・初挑戦でこんなに高評価をいただけるお菓子を作れるとは驚き。世界のパティシエ小山進はすごかった。
・基本になるレシピとちょっと上のレベルのレシピがあることで、一つ作って喜んでもらえたら、次のも作ってみようと思えるところがとてもよかった。
・1回のレッスンに含まれるレシピが2種類というのも、お菓子作り初心者にとってはちょうどいいペース。
・ちょっと手間がかかるが、アレンジを加えると、作った本人も驚くほどぐっと本格的なものとなり、次のレッスンへのやる気が出てくる。
・食べてもらうとみんな笑顔に、もちろん自分も幸せな気分になれる。
ざっくりな性格の筆者でも、むちゃくちゃ喜んでもらえるお菓子が作れました。彼氏やお子さんに手作りのお菓子を作りたいと思いながら、挑戦するきっかけがつかめないあなたに、ぜひおすすめします。
・シェフパティシエ小山進さんが教えるSweet Trick(スウィート トリック)パティシエレッスンプログラム『フェリシモ』[リンク]
http://www.felissimo.co.jp/j/plzt01/
・【しあわせプログラム】es koyama(エス コヤマ)×felissimo シェフパティシエ小山進さんが教えるSweet Trick(スウィート トリック)パティシエレッスンプログラム~甘い魔法を学んであなたも今日からパティシエに!~(12回予約プログラム)『フェリシモ』[リンク]
http://www.felissimo.co.jp/j/plzt02/
・es koyama(エス コヤマ)×felissimo シェフパティシエ 小山進さんが選んだ 初心者も焼きやすい 基本のお菓子の焼き型&ツール (12回予約コレクション)『フェリシモ』[リンク]
http://www.felissimo.co.jp/j/plzt03/
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