四万温泉のグランピング施設「ShimaBlue」でBBQ三昧、温泉三昧!

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夏のメシといえばバーベキュー。青空の下で家族や友人、あるいは恋人同士で肉を焼けば、お腹的にも気持ち的にも幸せになれますね。2017年4月、群馬県の温泉地にグランピング施設ができました。そこでバーベキューができるのだそう。

温泉メシと聞いて調査せずにはいられない! 今年は夏休みなんてないお風呂メシ担当、風呂デューサーの毎川が一人で行ってきましたよ!

風光明媚(めいび)な四万温泉、行くのは意外とらくちん

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今回バーベキューをしに行くのは群馬の名湯、四万温泉。まずは交通の要、東京駅へやってきました。

駅の外に出ると絶望的な雨。バーベキューは中止な降り方をしていますね。

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東京駅の八重洲口を出て、八重洲通り沿いにバス停へ向かいます。平日にもかかわらずバスを待つ30人ものお客さんで行列が!

四万温泉へは電車でアクセスすることもできますが、高速バスがオススメです。電車の場合、中之条駅で路線バスへの乗り継ぎ時間が発生することもあります。バスなら乗って降りれば四万温泉。東京からは約4時間30分の道のりです。

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四万温泉は、上信越高原国立公園内に位置し、四万川沿いの谷に宿が並ぶ温泉地です。

群馬といえば賑やかな草津温泉が有名ですね。一方で四万温泉はとても静かな、自然あふれる温泉地。40本を越える源泉からは毎分3,000〜4,000リットルもの温泉が湧き出ており、温泉資源には大変恵まれた場所なのです。

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バス停から歩くこと15分、今回の目的地「ShimaBlue」が見えて来ました。2017年4月にオープンしたばかりのグランピング施設です。ちなみにグランピングとは魅力的という意味の「glamorous(グラマラス)」と「キャンプ」を掛け合わせた、ぜいたくなキャンプという意味があります。

ここでは日帰り利用だけでなく、6つのキャビンで宿泊も可能。バーベキューの前にキャビンをのぞかせてもらいましょう。

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どのキャビンも四万川沿いに建ち、常に川の流れる音が聞こえてきます。そして大きく作られた窓からは空、森、川が大パノラマで迫ってくる!

キャビンにはそれぞれ色をテーマにした名前がついています。この部屋は柔らかな照明と優しい色合いが特徴の「HONEY NATURAL」。2階のテラスにはハンモックとハンギングチェアが備えられており、ただただのんびり、穏やかな時間を過ごすことができます。

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「ShimaBlue」のキャビンは全室露天風呂付き。温泉は四万温泉町営の源泉を掛け流しで引き入れており、湯上り感サッパリのお湯。汗をかくアウトドア、炭の舞うバーベキューとは相性がいい!

残念ながら日帰りバーベキュー利用の場合は温泉には入れません……近隣の宿の日帰り入浴、共同浴場を利用しましょう。

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「ShimaBlue」ではバーベキュー以外にも三角屋根のカフェ棟で食事ができます。最大のこだわりは地産地消。群馬県産の新鮮な食材を調理してくれます。

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これを食べたら一生忘れられない旅になる「上州牛ステーキ丼(1,980円)」に、

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群馬の新鮮野菜を味わいたい方には「野菜たっぷりフィレ肉のパストラミサンド(980円)」もおすすめ。

なんですか、めちゃめちゃうまそうじゃないですか! 敢えてバーベキューする必要ある……?

今までのバーベキューはなんだったのか……!

外は土砂降りでひとりぼっち、カフェには既においしそうなメニューそろっている。

少し気持ちがなえていますが、とりあえずバーベキューをやってみます。

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キャンプ場のバーベキュー設備って、初心者がやるには引いてしまうくらい古い……なんてことがありますよね。「ShimaBlue」では雨風を防ぎ、かつおしゃれなバーベキュー用のテントで肉を焼きます。もちろん、晴れていればテントの外でもOKです。

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日帰りバーベキュー(1人 3,000円)の全容はこんな感じ。食材、調理器具は衛生面に配慮し、袋に入ったまま準備してくれます。これは衛生的! そして量もすごい! 順次焼きながら紹介していきましょう。

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まずは野菜から。野菜串はしいたけ、玉ねぎ、ナス、トウモロコシ、パプリカがラインアップ。どれも炭で焼くとみずみずしく、甘みが強いです。野菜は火の強いところで焼くと表面が焦げるため、端で時間をかけて火を通すとうまく焼き上がります。

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パプリカとトウモロコシの間にはブランド和牛「上州牛」のフィレ肉。

塊肉って中心まで火を通すの難しそうですよね。このフィレ肉は生で食べてもOKなくらいの鮮度。よく焼きしても硬くならず、すっと歯が通る逸品です。そして驚くべきはその肉汁。湧き出す量もさることながら、脂っこさ抑えめでさっぱりとした清らかさがあります。湯量豊富で湯あがりさっぱりな四万温泉とそっくりだ!

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肉を食い始めるとお酒が欲しくなってきますね。四万温泉でしか飲めないものがありますよ。

こちらは「四万温泉エール 摩耶姫(680円)」。ペールエールスタイルの発泡酒で、この地に湧くおいしい水を使って仕込んでいます。迎え入れの甘みと流し込みの苦味……バランスがいいです。食材の味に変に干渉することがなく、素材そのものの味を楽しみたいこのバーベキューにはぴったり!

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続いて焼いていくのは骨つき肉3種。どれもポークです。

肉単体のうま味にカリッとした歯ごたえはもちろんのこと、炭の香りがついて家のホットプレートで焼くのとはまるで違う! それぞれスパイスがきいたもの(左)、肉汁たっぷりのもの(中央)と個性もあり、それぞれ楽しむことができました。

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炭水化物も食いてえな……このプランに炭水化物はついていないので別注します。ガーリックライスと散々迷った結果、見た目のインパクトが決め手となり「ちぎりチーズパン(1,200円)」を追加注文。

スイスで昔から食べられているライ麦パン「ブレブロード」をくりぬいて、ミックスチーズ、カマンベールチーズを詰め込んであります。

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おお……! とろけとるがな……! 肉を焼く幸せに加えて、つける幸せまでもがここに!

チーズそのものにほんのりと塩気があり、肉のお供扱いをしてしまったのが申し訳ないくらいうまい!

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それでは最後の肉を焼いていきます。薄めの肉が牛カルビ、厚めの肉が豚ロースです。

薄めの牛カルビ、一体どこにこれだけのうま味脂が詰まっているのか理解できないくらい汁気がすごい! 味が濃く、一枚一枚ぜいたくに食べることができました。脂が炭に垂れると火の手があがるため、早めに救出しましょう。

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豚ロースは動物性飼料を使わず、大麦、ライ麦が主の資料で育った「上州麦豚」を使用。厚みがあっても柔らかい! しっかりと味のあるカルビに対し、かむほど優しいうま味の豚ロース……名コンビだ! どちらも炭の香りをまとい、これぞバーベキューという味わいに仕上がっていますね。

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バーベキューの最後の締めはデザート。まず付属のスティックにマシュマロを刺して炙ります。ここは火力強めのところにさらすのがオススメです。

そういえば、こうやってマシュマロ焼くのって小さい頃に憧れていました。お子さんがいらっしゃる方は、ぜひ家族で一緒に来ると喜ばれると思います。

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こんがりと色がついたらクラッカーに乗せましょう。

(食べるのが遅過ぎて炭の火力が足りなくなり、厨房で焼いてもらいました)

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お好みでキャラメルソース、チョコレートソースをかけていただきます。これはアメリカのキャンプではおなじみのスモアというお菓子です。

たらふく肉を食べて満腹だったのに、脳が完全に別腹として認識してくれてます。マシュマロはもはやフワフワという食感を超え、甘い空気みたいになってます。家でもやりたい!

やっぱり家族や友人と一緒がいいね

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焼く楽しさ、そして食べる楽しさ。それに熱中できるので、一人っきりで土砂降りでもバーベキューはいいものだなぁと感じられました。その反動か、食べ終えると物悲しさに襲われる……! 「ShimaBlue」を最大限楽しむためには、やはり家族や友人……仲間が必要です。

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ちなみにこの記事の写真はこんな感じで、セルフタイマーで撮影しました。

食べ終えたもの悲しさに加えて、帰りのバスで写真を確認していると一層悲しい……!! 繰り返しになりますが、「ShimaBlue」を最大限楽しむためにはやはり仲間が必要です。あと天気もですね。

秋の予定をそろそろ組もうとお考えの方、早めのご予約がオススメ、いや、すぐにスケジュールを調整して予約したほうがいいです!!

施設情報

ShimaBlue

住所:群馬県吾妻郡中之条町四万4355-9

電話番号:0279-64-2155

営業時間:受付は12:00~15:00(食事時間は約2時間目安)

shimablue.com

※この記事は2017年6月の情報です。

※金額はすべて税込みです。

書いた人:毎川直也

毎川直也

風呂が好きで、風呂デューサーを名乗り活動中。銭湯、スーパー銭湯、温泉旅館での勤務経験を持ち、銭湯に勤めながらメディア出演をしている。酒が弱いうえに小食なため、「メシ通」には間違いなく向いていないライター。 ブログ:銭湯、温泉探求録

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