料理研究家リュウジ監修のカップ麺「至高の醤油ラーメン」をB級フード研究家が食べてみた結果

カップ麺やスナック菓子、ファストフードなどのアレンジレシピを研究する“B級フード研究家”としても活動している、ノジーマこと野島慎一郎です。

特に普段からカップ麺を食べる機会が多いので、ガジェット通信では毎月「美味しかったカップ麺ベスト5」なんていう記事も連載させてもらったりしています。

料理研究家リュウジ監修のカップ麺が発売

8月も美味しいカップ麺がたくさん発売されましたが、その中でも特に注目を集めたのは大人気料理研究家・リュウジさんが監修したカップ麺「至高の醤油ラーメン 黒豚だし使用」(サッポロ一番)ではないでしょうか。

こちらは8月5日の発売と同時にネットショップでは立て続けに完売。実店舗では全国のイトーヨーカドー系列のみと販路が限定されるいたこともあり、食べたいのに食べられていないという方も多いはず。

僕もなかなか入手できずにいたのですが、友人から運よく譲り受けたので食べることができました。せっかくなのでその内容を紹介させていただきます。

具材はネギとキクラゲのみ

食べようとしてみてまず驚いたのは、具材がとてもシンプルなこと。ネギとキクラゲのみ。あとは背脂加工品もたっぷりと入っていますが、肉やメンマといったカップ麺定番のかやくは入っていません。

熱湯を注いで3分待ち、液体スープと調味油を入れたら完成です。

背脂のまろやかさを活かした優しい味のスープ

こちらが完成形。スープは透明度が高く、表面には油の層ができていて、さらに背脂がたっぷりプカプカと浮かんでいます。そして、ネギがたくさん入っているからか実にいい匂いも漂ってきました。すごくウマそう。

まずはスープから一口。おおう、結構な甘口。だいぶまろやかな口当たりです。いわゆる王道の醤油ラーメンを想像して食べたら面食らってしまうかもしれません。

とはいえ、甘ったるいというほど甘いわけではなく、背脂を活かしたまろやかで優しい味という感じにまとまっているし、いろいろな旨味が折り重ねられていて、奥行きを感じられて実にうまい! ここはかなり細かい調整をしてそうだなあ。

独特のまろやかさゆえ、好みはかなり分かれそうだけど、個人的にはすごく好きな味。そして麺はフライ麺を採用しているというのもまた素敵。

最近の生麺に近い、リアルなノンフライ麺でもいいんだろうけど、フライ麺特有の油で揚げた風味がこのスープにドハマり。プリッとした食感もよく、昔ながらのカップ麺の世界観を踏襲しながら美味しく仕上げられている、という印象ですね。

しかも具材はネギとキクラゲしかないのもプラスに作用。背脂も含め、全部細かくてスープにプカプカと浮くタイプの具材なので、麺にしっかり絡んでくるんですよね。これはさりげなくかなりポイントが高い。

肉などの大きめの具材はカップの底に沈みやすく、意識的に食べようと思わないと麺との一体感が出にくかったりします。「至高の醤油ラーメン」はその一体感がバッチリなのです。

シンプルに美味しいし、節々に「いいカップ麺だなあ〜」と感じました。店舗ではまだ買えるところもあるようなので、ぜひ探してみてください!

(執筆者: ノジーマ)

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