【どんなクルマと、どんな時間を。】ホンダ アクティトラック(現行型) × 仕事に熱心な漁師のパパ
車は単なる移動の道具ではなく、大切な人たちとの時間や自分の可能性を広げ、人生をより豊かにしてくれるもの。車の数だけ、車を囲むオーナーのドラマも存在する。この連載では、そんなオーナーたちが過ごす愛車との時間をご紹介。あなたは『どんなクルマと、どんな時間を。』?
▲家族みんなから愛されている相田家の軽トラ
車好きの漁師パパのカーライフ
地元の会社でサラリーマンをしていた相田さんは、38歳のとき漁師である父の仕事を継いだ。もともと車好きで、若い頃はトヨタ MR2などのスポーツカーにも乗っていたそうだ。助産婦をしている奥さまも、結婚当初はオープンカーであるBMW Z3に乗っていたほどの車好き。子供が生まれて奥さま用にBMW 1シリーズを購入したそうなのだが、Z3よりもキビキビ感が強くどうやら合わなかったようでなかなか乗らないため、今は相田さんがセカンドカーとしてちゃっかり楽しんでいる。
では、相田さんのメインカーはというと、ホンダの軽トラ、アクティトラックだ。
漁へと向かう時間は大事な1人会議の時間
漁に使う網など漁具の運搬や、自宅から漁港、漁を終えてからのちょっとした買い物という短距離移動が主な用途だが、実は相田さんにとっては1人きりになる貴重な時間でもある。アクティトラックの中は1人会議室なのだそう。
早朝3時過ぎ。真っ暗な中、漁港に向かう車内は“今日の漁場の選定”“仕事の段取り”を1人で考える重要な場所であり時間。漁を終えた午後3時ごろの帰路は、ラジオを聞きながらもっぱら“本日の反省”の場になっているという。一方、船上で仕事をしているときは子供たちや家族のことを考えていることが多いそうだ。
▲相田さんの職業は漁師。漁具の運搬などに大活躍しており、軽トラは欠かすことのできない大事なパートナー
▲瀬戸内海東部、四方を海に囲まれた淡路島では漁業が盛ん。取材時は鱧(ハモ)漁の最盛期であった
相田家の軽トラは、ずっとホンダ。漁師仲間の他メーカーの軽トラにも乗ることがあるが、アクティトラックは坂道を上る際の“粘り”が違うし何といっても運転する楽しさが全然違うらしい。車好きの相田さんにとってアクティトラックは単なる仕事道具ではないことが伝わってくる。
軽トラ談義に花を咲かせていると、漁港にお揃いのシャツを着た相田さんの子供たちがやってきた。あ! パパもお揃い!? 慣れた様子でアクティトラックの荷台へ上るわが子たちを見守る相田さん、が途端にパパの顔になる。パパも軽トラは楽しいって言っているけど、“子供にとっても”パパの軽トラは楽しいよね!
~どんなクルマと?~
■アクティトラック(現行型)
ホンダの軽トラック。フロントホイールの位置をバンパー直後から乗員席下に移動するなど、基本的なパッケージングを見直したことで、先代と比べキャビン空間が広くなった。また、メーターなどの文字表示やスイッチ類の文字を大型化したことで操作性も向上している。
▲ショートホイールベースを採用しているため最小回転半径は3.6mと小さく、抜群に小回りが利く
~どんな時間を?~
■「仕事も遊びも、これから起こることにワクワクする時間」
▲相田さんにとって車とは…… この車を探してみる 連載「どんなクルマと、どんな時間を。」過去の記事はこちらtext/編集部 大脇一成
photo/篠原晃一
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