あのドイツ製プレミアムSUVでも、「ちょい中古」なら国産新車並みの予算でイケるんです!

▲「輸入車だから高性能」というのは昭和の話ですが、今もなお「やっぱ、なんだかんだ言って輸入プレミアムブランドの車が欲しい」という気持ちがどこかにある人も多いはず。そんな人に、お知らせがあります

▲「輸入車だから高性能」というのは昭和の話ですが、今もなお「やっぱ、なんだかんだ言って輸入プレミアムブランドの車が欲しい」という気持ちがどこかにある人も多いはず。そんな人に、お知らせがあります

もちろん新車の国産SUVだって素晴らしいわけですが

スーパーカーの世界とかは別として、我々フツーの人間がフツーに買える自家用車の世界で、いま最もホットなジャンルといえば「コンパクトSUV」でしょう。かさばらないサイズで実用的で、運動性能良好で、そんでもってちょっと豊かでスポーティでおしゃれなイメージもあって……ということで、世界中で大いに売れています。

これをお読みのあなたも、もしかしたらマツダのCX-3やCX-5、あるいはホンダ ヴェゼル ハイブリッドやスバル XVあたりの比較的コンパクトなSUVの、新車あるいは高年式中古車を検討中かもしれません。

例として挙げたこれらの国産コンパクトSUVは、どれも非常にステキで非常にオススメです。

しかし、もしも「でもそれらの新車を買うのと似たような予算で“アウディのSUV”が買えちゃうんですよ(※ただしそっちはちょい中古ですけど)」と言われたら、どうでしょう? ちょっとグッときませんか?

もしも「おっ、それちょっとグッとくるかも!」と思ったならば、以下の話を少々聞いてください。国産の売れ筋SUVの新車とほぼほぼ似たような予算で買えてしまうアウディ製SUVについて、いろいろご説明いたしたく存じます。

▲売れ筋国産SUVの新車と似たような予算で狙えてしまうアウディ製SUVの高年式中古車。その車の名は……

▲売れ筋国産SUVの新車と似たような予算で狙えてしまうアウディ製SUVの高年式中古車。その車の名は……

コンパクトなボディに「上質」が詰まっているアウディQ3

「売れ筋国産コンパクトSUVの新車と似たような予算で狙えるアウディ製SUV」というのは、アウディ Q3という車です。

アウディ Q3は12年5月に登場したプレミアムコンパクトSUVで、スリーサイズは全長4390mm×全幅1830mm×全高1615mm。いわゆる輸入プレミアムSUVのなかでは最小のグループに入りますが、国産SUVと比べるなら「マツダ CX-3とCX-5のおおむね中間ぐらい」のサイズ感です。詳しくは展示場で現物を見ていただきたいですが、「小さすぎず大きすぎない絶妙サイズ」だと思ってください。

搭載エンジンは2L直噴ターボの170ps仕様と211ps仕様の他、1.4L直噴ターボの計3種類。15年5月以降のいわゆる後期型は2L直噴ターボが180psと220psに変更されているのですが、今回取り上げる「国産売れ筋SUVの新車と似たような」という価格帯だと、後期型は正直ちょっと厳しいです。

トランスミッションは7速タイプのDCT(ツインクラッチ式セミAT)で、駆動方式は2L直噴ターボの方がアウディ得意の「クワトロ」というフルタイム4WDで、1.4L直噴ターボの方は二輪駆動のいわゆるFFになります。

▲こちらがアウディQ3。大柄なQ7、中くらいサイズのQ5に続いて登場したプレミアムコンパクトSUVです

▲こちらがアウディQ3。大柄なQ7、中くらいサイズのQ5に続いて登場したプレミアムコンパクトSUVです

▲奇をてらったニュアンスのないプレーンなデザインが逆に、そこはかとない高級感を醸し出しています

▲奇をてらったニュアンスのないプレーンなデザインが逆に、そこはかとない高級感を醸し出しています

内外装のデザインはQ3の兄貴分にあたるQ5およびQ7譲りのプレミアム感あふれるもので、使われている内装素材も非常に上質。いわゆる「所有する歓び」みたいなものを大いに感じることができるでしょう。

走りもなかなかステキです。SUVといってもQ3の場合は比較的コンパクトですので、どちらかというと「アウディ A3スポーツバック(アウディの中核的ハッチバック)をちょっと重厚にした感じ」と言えましょうか。いかにもアウディらしい精緻で硬質な、しかしどこか軽快な乗り味を、日々堪能できるはずです。

▲陳腐な表現で恐縮ですが「都会の上質」みたいな概念をそのまま具現化したかのようなインテリアデザインは、Q3に限らず最近のアウディの大きな魅力の一つと言えるでしょう

▲陳腐な表現で恐縮ですが「都会の上質」みたいな概念をそのまま具現化したかのようなインテリアデザインは、Q3に限らず最近のアウディの大きな魅力の一つと言えるでしょう

「アウディであること」に価値を見いだす人にオススメ

アウディ Q3の中古車平均価格は7月下旬現在301.8万円で、ボリュームゾーンは290万~330万円付近。これだとさすがにちょっとお高くて、「国産の売れ筋SUV新車と似たような価格」とは言えないのですが、実は車両210万~249万円付近の物件も最近はそこそこ流通するようになっています。それも「過走行でボロボロ」みたいな中古車ではなく、走行1万km台から3万km台ぐらいのものが、です。

この価格帯で狙える主なグレードは12~14年式の2.0 TFSI クワトロという2L直噴ターボエンジン搭載車で、170ps仕様と211ps仕様の割合はおおむね半々といったところ。ダウンサイジングコンセプトを採用した1.4TFSIの方もなかなか魅力的ですが、こちらはこの価格帯だとちょっと少なめです。

ということで「国産の売れ筋SUV新車と似たような予算感で狙えるアウディ Q3とは、走行1万~3万kmぐらいの12~14年式2.0 TFSIである」ということが、おおむね言えると思います。

これをどう判断するべきか?

▲「中古の輸入SUV」と「新車の国産SUV」、果たして選ぶべきはどちらなのでしょうか?

▲「中古の輸入SUV」と「新車の国産SUV」、果たして選ぶべきはどちらなのでしょうか?

「機能」「性能」を最重要視する場合は、特にアウディQ3を選ぶ意味はないかもしれません。

や、Q3だって非常に機能的で高性能な車なんですが、最近は国産車もかなり高性能ですし、世代差を考えればマツダ CX-3とかの方が「むしろ高性能」とも言える可能性もあるでしょう。少なくとも先進安全装備の類については、アウディ Q3よりも新しい世代の最新SUVの方に分がある気がします。

そのため、あえて(低走行とはいえ)中古車となるアウディQ3を選ぶべき人というのは、「とにかくアウディである!」ということ自体に大きな価値を見いだす人です。そういうタイプの人は、ぜひこちらQ3の中古を買うべきでしょう。

……笑っちゃいますか? そんなの今どき意味ないと思いますか? ……たしかに理屈で考えればそうかもしれません。しかしですね、昭和な言い方で恐縮ですが「高級ガイシャを手に入れ、それに日々乗る暮らし」には、やっぱりけっこうな歓びと満足みたいなものは確実にあるのですよ。

もちろん全員にご賛同いただこうとは思っていません。ただ、もしも「うん、実はそうなんだよね……」と思っていらっしゃる人で、かつ近々ちょっとしたSUVを買おうかな、どうしようかな……と検討していた人は、ぜひ200万円ちょい付近のアウディ Q3に注目してみてください。

車両価格250万円以下、走行3.9万km以下のアウディQ3を探す▼検索条件アウディ Q3(現行型)×車両価格250万円以下×走行距離3.9万km以下×修復歴なしtext/編集部

photo/アウディ

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