第三者の言葉がないと「ここはヤバイ」と気づけない!? ブラック企業で過労死した先輩の葬式で目が覚めた人の理由とは?

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長時間労働や賃金不払いといった労働法令に違反して送検された企業・事業場は、厚生労働省の公表によると2016年10月から2017年6月の間で335件。実態としてはさらに多数の事例があることが予想されます。

そんな中、ある『Twitter』ユーザーが友だちが先輩の過労死でブラック企業を辞めたエピソードをツイート。約35000件のRTと「いいね」を集めていました。

友達が超ブラック企業を辞めたんだけど、その理由が先輩が過労死したから

でも直接の原因は先輩の死ではなく、先輩の葬式で坊さんが説法タイムの時にその会社の労働環境を批判し始めて社長がキレたのを見て、初めてここはヤバイと気がついたかららしい…

これに対して、「とても良い坊さん」「僧侶はこのような役割の果たし方もあるのか」といったその説法を称える声が多数見られたほか、ブラック企業の経験者と思しき別のユーザーたちからは「新卒社員は第三者から指摘されないと気づきにくい」「周囲が見てはじめてヤバいって気付くくらい麻痺させられる」といったツイートもありました。さらに、この社長について「いい歳して僧侶に切れるという時点で人間として終わっている」といった声もありました。

とりわけ他の企業で勤めたことがない人は、現状の職場が普通だと思いがち。転職に苦労している就職氷河期世代でも「大変だけどここで頑張らなきゃ」という意識が強い人が多いのでは? そういう人に手を差し伸べる存在の大切さを教えてくれるエピソードだといえそうです。

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/kuzenzetugono99/status/890218501016756224 [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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