センベロにB級スポットに廃屋廃墟……独特の魅力溢れる「北区赤羽」!(センベロ編)

赤羽。2015年のテレビドラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』や、その原作となった漫画『東京都北区赤羽』などの影響から、「東京都北区赤羽」という場所は、今や知る人ぞ知るディープスポットとなった感があります。

確かにドラマや漫画によって、赤羽という街の知名度は高くなったことでしょう。ですがおそらく、赤羽駅構内から外に出たことがない、そもそも赤羽なんて行ったこともない、という方のほうが大多数ではないでしょうか。

そこで今回は、それら物語にも登場する赤羽駅前の繁華街『赤羽一番街』を中心とした徒歩圏内における、この“ろくでもない赤羽という街”のどうしようもない魅力をご紹介致しましょう。

こちらは駅前の噴水広場です。噴水広場、というのに、この場所に水が流れているのを一度たりとも見たことがありません。おそらく、色々と事情があるのでしょう。

それではさっそく、探索を進めていきましょう。『赤羽一番街』は赤羽のメインストリートで、数多くの飲食店や居酒屋、飲み屋が立ち並ぶ酔っ払いのメッカとなっております。

駅前やメインストリートには大手チェーン店も軒を連ねていますが、まずはゲートをくぐってすぐに見える、左手側の路地に入りましょう。こちらのほうが「千円でベロベロに酔える」、いわゆる「せんべろの街」としての側面が見えやすいかと思います。

すると『OK横丁』という、――新宿の『思い出横丁』ほどのカオスさはありませんが―― びっしりと飲み屋が並んでいる狭い裏路地に至ります。ちなみにここをまっすぐ抜けた先、十字路の左手にドラマ『孤独のグルメ』に出ていたお店『川栄』があります。

OK横丁を抜けたら、そのまままっすぐ行くのも面白いのですが、ひとまずは右に曲がり前へ進みましょう。すると右手側に『まるます家』という、朝からお酒の飲めるお店が見えてきます。ここは食事(特にうなぎ!)がおいしいだけではなく、漫画『孤独のグルメ』に登場したことで知名度も高い、赤羽トップクラスの人気店です。

夜にはしばしば行列ができており、入店はおろかゆっくりすることもままなりません。お気軽お手軽にまるます屋を堪能したいのであれば朝、遅くとも昼までには入店することをお勧めいたします。

そういえば筆者は昔、朝のまるます家で“孤独のグルメごっこ”をしていたところ、隣の方から「もしかして孤独のグルメですか? 自分もなんですよ」と声を掛けられたことがあります。湯葉とうな丼の注文からピンと来た、とのことで、楽しく会話をさせて頂きました。

まるます屋を右手にそのまままっすぐ進みます。すると小学校を突き当たりに、右手側に『一番街シルクロード』というアーケード街に至ります。

こちらもOK横丁に負けず劣らず、飲み屋さんが所狭しとひしめくスポットであり、まだ昼過ぎだというのにほぼすべての飲み屋さんが臨戦態勢、立ち飲みで出来上がってる方々もたくさんいらっしゃいます。

朝から飲みたいならまるます屋、昼飲みはシルクロード、夜から腰を据えて飲むならOK横丁、といったところでしょうか。

次回(7/14公開予定)へ続きます。

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(執筆者: たけしな竜美) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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