日本人ファンの知らなかった東方神起のエピソードとは?
若い女性を中心に人気を集める「K−POP」アーティスト。その草分け的存在といえば、やはり“東方神起”の名を欠かすことはできない。
そんな東方神起の、日本人ファンが知らなかった数々のエピソードがついに明かされる!
本国・韓国の熱狂的東方神起ファンであり、大人気ファンブログ「東方神起そして2U」を運営する“がっちゃん”が執筆した『東方神起への時間旅行2004-2012』(扶桑社/刊)は、 東方神起がデビューした2004年からを振り返った一冊。予約段階からオンライン書店「Amazon」で総合1位を獲得するなど、話題を集めている。
では、本書からちょっとしたエピソードをのぞいてみよう。
まずは東方神起のメンバーのキャラの違いについて。
日本デビュー間もなく、なかなか殻を破れずに活動を続けていた東方神起だったが、日本と韓国では歌もキャラクターも大きな違いがあったそうだ。
歌の面では、韓国はダンスあり、ラップありの激しいパフォーマンスだったのに対し、日本はアイドル性ではなく実力で勝負しようということから、ダンスパフォーマンスがほとんどないハーモニー重視。キャラクターも大物扱いされる韓国に対し、司会者にイジられる日本…と大違い。だから、日本のビギスト(日本のファンクラブの呼称)に対しては「いつも本当にありがとう。感謝しています」という礼儀正しい、紳士さが目立つが、韓国のカシオペア(韓国のファンクラブの呼称)には「ちゃんとわかっているぞ!俺たちも愛している!」というちょっと上から目線な兄貴肌なんだとか。特にユノのコメントを見ると、彼がカシオペアの年齢層をかなり下に設定していることが分かるとがっちゃんさんは言う。
続いて、東方神起の韓国人ファンの“遊び”について。
韓国では、同じアイドルグループ内でホモカップルを勝手につくり、妄想して遊ぶという文化があるそうだ。これは「カップルジル」と呼ばれるもので、「ジル」とは“意味のない、くだらない行動”という意味を指す。 がっちゃんさんが虜になったのは「2U」という、ユノとユチョンのカップル。やたらイチャイチャしていて、どこか切なく、美しく、純粋な愛を感じるそうだ。
さらに驚くべきは、事務所側もこのファンの遊びを奨励し、カップルとして売り出すこともあるのだそう。もちろん、このカップルジルは韓国人のアイドルグループファン全員がするわけではないのでご注意を。
『東方神起への時間旅行2004-2012』には、東方神起の結成、デビューから韓国での人気爆発、トップスターの階段を駆け上っていく様子、連続オリコン1位を記録した絶頂期、東京ドーム公演、そして活動休止とその後までの7年間がつづられている。
熱狂的なファン目線から書かれているため、東方神起ファンならば共感できる部分が多いだろうし、また「私はこう思う!」といった部分ももちろん出てくるだろう。
東方神起の知られざるエピソードが満載の一冊。この本を通して、彼らをより応援したいという気持ちは強くなるはずだ。
(新刊JP編集部)
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