これは盛り上がる。自宅パーティで披露したいビッグサイズ「ねばねば丼」
ご飯の上にねばねばしたものを乗せていただく。
外国人が生まれて初めて食べるときは、それなりの勇気が必要かもしれませんね。しかし私たち日本人は、そのねばねばのうまさをよーく知っています。「ねばねば丼」でググると、山のようにレシピがヒットします。
今回はその「ねばねば丼」をパーティー仕様で作ってみたいと思います。健康によし、味もよし、しかも華やかでビジュアル的にも盛り上がります。
まずはご飯を炊いている間にスーパーでねばねば系の食材をあれこれ物色して仕入れましょう。今回選んだのはこちら。
いかおくら いか明太子 子持ちめかぶ ひきわり納豆 松前漬け すじこしょうゆ漬け ねぎとろ そぼろねばねばしていないものも入っているのにお気づきですか。
これは「味変」の役目を果たします。
すじこやねぎとろは、ねばっているか否かと言われればねばっていない部類です。鶏そぼろなんてむしろねばっていたらやばいです。でも正直、すべてがねばねばしていると、味に違いがあっても飽きるんですよね。とろろご飯を延々食べているような気になります。けれど何種類か「非・ねばねば」を加えると、逆に嗜好(しこう)性も完成度も高い「ねばねば丼」になってくれます。
ただし、あまり味の個性が強すぎるものは選ばないほうがいいです。キムチとか豚キムチとか、要はキムチですね。いくら何種類もねばねばを用意しても、すべてキムチ味になってしまいます。
あと、彩りのために卵も用意しました。どちらを使うかわからないので、ゆで卵といり卵を用意。一人前の「ねばねば丼」ならば温泉卵もありですね。
個人的には、温泉卵は単品で食べる方が好きです。いろいろな食材に卵が混ざると、食材本来のおいしさが薄れてしまう感じがして。キムチと同じですね。
さて、大きな皿を用意して、ご飯を均等に敷きます。
ねばねば食材がごっちゃにならないよう、色合いなども考慮して食材を置きます。
これらの食材をどこに置くか、センスが問われるところです。
調理なし、乗せるだけ。はい、「ねばねば丼」のできあがり!
丼に盛ってないから正式には「ねばねば丼」ではありませんが、「ねばねば飯」「ねばねばライス」じゃなんかピンとこないので、やっぱり「ねばねば丼」でいきましょう。
卵は置き場所がなく不要だったのですが、せっかく用意したのに使わないのはしゃくなんで無理矢理乗せました。
もうちょっと寄って……
さらに寄るとこの迫力。これをテーブルに置けば、きっと「おお!」と歓声が上がります。
丸い皿でもいいのですが、その際はカットされたピザのような形に具材を並べます。すると中心に行くほど細くなるので、間違いなく盛り付けが面倒です。
ここはぜひ四角い皿で。
四角ければ長方形でも正方形でもOKですが、いずれかの一辺が25cmくらいはないと、人々を湧かすゴージャス感は出しにくいです。そのサイズの皿がなければ買うくらいのつもりで! 100円ショップにあるかは不明ですが、300円ショップでは確実に売っていますから。
そんなわけで、自宅に人を招いたときに作る「ねばねば丼」のコツは3点。
①ねばねばしていない食材も使う
②ほかのねばねばの味をすべて消してしまうような食材は避ける
③四角い皿に彩りよく盛り付ける
卵を使わなければ調理もなし、買ってきた食材をご飯の上に乗せるだけ。家に包丁がない人だって大丈夫!
ねばねば食材をあれこれ探すのも、大いに楽しんでください。
※この記事は2017年5月の情報です。
書いた人:椿あきら
猫の下僕をしているライターです。猫と暮らすようになってから、断然家飲み派になりました。著書に『オリンピックと自衛隊 1964-2020』(並木書房)。 Twitter:@nananatsubaki
過去記事も読む
関連記事リンク(外部サイト)
【アレンジレシピ】「カレーは何でも合う!」のオチにする予定だったが……
板橋「丸鶴」は“しっとりチャーハン”を愛する者の聖地である【下町の町中華】
実は簡単!お酒のつまみに最適なカリカリフライドポテトの作り方
食を楽しみたいあなたのスキマ時間を、笑顔と感動と知って得する情報で満たす「グルメ情報マガジン」です。平日は休まず更新中。
ウェブサイト: http://www.hotpepper.jp/mesitsu/
TwitterID: mesitsu
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。