韓国の不思議なアニメキャラ「キムチ戦士」が話題! 大根キムチ弾を発射し悪党を退治!
韓国の代表的な食べ物「キムチ」。韓国では多くの人が朝から食べ、食卓に欠かせないメニューのひとつである。日本ではキムチと言えば白菜を漬けた「ペチュキムチ」が主流だが、韓国ではきゅうりを漬けた「オイキムチ」や、大根をさいの目に切って漬けた「カクトゥギ」などさまざまな種類のキムチが食されており、また食べ方も煮たり焼いたりとバラエティー豊か。発酵食品であることから、乳酸菌やビタミンも多く含まれており、健康にも良いなかなか奥の深い食品だ。
そんなキムチの魅力を余すこと無く詰め込んだ韓国オリジナルのアニメ作品「キムチ戦士(Kimchi Warrior)」が制作され、動画サイト「ユーチューブ」には専門チャンネルも作られていることが分かった。
韓国メディア「KBS」によると、アニメ「キムチ戦士」はキムチ戦士がキムチを食べると超人的なパワーを出し、さまざまな疾病(新型インフルエンザ、狂牛病、マラリア)や悪党から人類を守ってくれるストーリー。
ある時、インドがマラリアに襲われると、緑色のユニフォームを着たキムチ戦士が出動。2000年熟成したキムチガスを噴射し、マラリアという悪党たちを撃退する。またある時は、米国全土に新型インフルエンザが拡散。オバマ大統領が「どうか私たちを助けてください。あなたが最後の望みです」と訴えると、キムチ戦士がさっそうと登場して悪魔が振りまいたインフルエンザで地獄と化していた米国を見事に救ってくれる。
もちろん、愛国心を鼓舞することも忘れてはいない。悪党の船隊が竹島(韓国名・独島)を攻撃すると、キムチ戦士は亀の形をした船で登場し、大根キムチでできたカクトゥギ弾で応戦。悪党を叩きのめしてしまう。
「キムチ戦士」は1話約5分。作品の中でコチュ(唐辛子)ガール(Gochu Girl)の声を担当した女優Nora Wymanは、韓国メディアのインタビューに「コチュガールは韓国女性の力を象徴しているので、俳優として良い経験になった」と出演した感想を述べている。また、キムチ戦士を制作したカン・ヨンマン監督は、「これまでドラマ、K-POP、映画などを通じて韓流を広めてきたが、これからは『キムチ戦士』を通じてキムチや食べ物を広めていきたい」と意気込みを語った。
ユーチューブにはキムチ戦士の専門チャンネルが作られている。2012年版だけでも17本が公開されているので、気になる人は一度チェックしてみると面白いかもしれない。
Kimchi Warrior VS. Malaria 2012
画像:YouTubeより引用
※この記事は、ゴールドラッシュの「朴美奈」が執筆しました。[リンク]
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