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【ビジネスパーソンと酒】酔っぱライター・江口まゆみさんに聞く、知って損しないアルコールの知識とは?

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酒に関する本を、今日はご紹介します。

その名も『ビジネスパーソンのための 一目おかれる酒選び』(平凡社)。タイトルからすると「マニアックな日本酒やワインなんかの紹介本?」と思われるかもですね。これが、さにあらず。

なかなかに刺激的な、序章の一部を抜粋してみます。

酒歴が長くなって、

それなりに経験を積んでくると、

みんな、けっこう生半可な知識が

溜まってしまうものです。

酒好きのあなた。

今、誰かの顔を思い浮かべませんでした?

さらに、こう続きます。

思い込みや勘違いで、

おいしいお酒との出会いが失われているとすると、

それは、もったいない。

ごもっとも! そのためにも……

本書を読んで、

酒の知識を“棚おろし”してほしい。

と著者は語ります。酒に関する知識のアップデートを「棚おろし」と例えるなんて、うまいなあ。目次をめくれば、 アル添酒は質が悪い? 缶ビールや瓶ビールより樽生の方がおいしい? スクリューキャップのワインは安物? 吟醸酒をお燗してはいけない? 酒は辛口に限る? 酸化防止剤が入ったワインは体に毒?

といった項がぞくぞくと。

この本は2部構成で、第1章のタイトルはずばり、「お酒についての勘違い」

つづく第2章では、酒を選ぶ上での「これだけは知っておきたい」基礎知識がつづられています。

書き手の名は、江口まゆみさん。

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これまで20カ国以上を巡って現地の酒づくりを取材し、酒に関するさまざまな著作をのこされてきました。“酔っぱライター”の異名でも知られる、ベテランのライターさんです。

本作への思いや、これまでのことをいろいろとうかがってきましたよ!

未知の酒を求めて海外へ

── 江口さんは、いつから酒専門ライターとして活動されてるんですか?

1995年です。もともと編集の仕事をしていたんですが、世界にはどんな酒があるんだろう……と気になって、気がついたら旅していました。未知の酒を探し求める旅を(笑)

── ええ、それはまた大胆な。

「日本各地にいろいろな焼酎や日本酒があるように、世界にもいろんな酒があるだろうなあ……と思って。それらを飲んでみたい、という一心でした」

── 第1作目の本『タイ・ラオス・ベトナム酒紀行!』、つづく『チリ・ペルー・ボリビア酒紀行!』(ともにアリアドネ企画)には、その頃の様子が活写されていますね。

「その後、南部アフリカや中国もまわったんです」

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▲中国の少数民族・モソ族の人々を地酒を飲む江口さん

「すべて通訳やコーディネーターはつけず、ひたすらに自力でディープな地酒を探しました」

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▲ボツワナの地酒バーで飲む楽しそうな江口さん

── この本のあとがきに書かれてありますが、ライターデビュー時は地ビールブームの頃だったんですね。

「そうですね、平成7年ごろ。当時は『地ビール元年』と呼ばれ、日本各地でご当地ビールが生まれました。次にワインブームが来てね。チリやナパバレーのワイナリーにも行きましたよ」

── その後に、記憶にあたらしい焼酎ブームが来ますね。

「『森伊蔵』や『魔王』なんて銘柄が売れに売れて、手に入りませんでしたね。この頃もいろんな蔵をめぐりました。その後に来たのが日本酒ブーム。ブー ムになると、やっぱり仕事の依頼がそれ一色になるんです。それぞれのブームで集中的にその酒を勉強できたのは、ありがたかったですね」

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