パーキンソン病患者の尊厳を配慮! 歩行を安定させるセンサー付きの杖を英大学が開発中
パーキンソン病の四大症状に、「手足の震え」「筋肉の強張り」「寡動」「歩行障害」がある。
英国の西イングランド大学の研究者を筆頭とする研究グループでは、パーキンソン病患者の筋肉の強張りや歩行障害の緩和に特化した“電子杖”こと「Walk to Beat」を開発するプロジェクトが進行中だ。
・手の中でリズムを奏でるよう
「Walk to Beat」は、グリップ部分に最新の技術を搭載した現代版の杖である。
杖をギュッと握ると、センサーが反応し、振動とともに理想の歩行ペースへと導いてくれる。手の中でリズムを奏でながら。
未知の世界に遭遇できること間違いない。
・患者の尊厳を重視
パーキンソン病患者は、異様な歩き方がゆえに、周囲の目を気にしながら日々生活している。そのため、感情が不安定になり、やがてうつ病を併発する傾向にある。
そこで、こうした現状を打破すべく、患者の感情や尊厳を優先的に考えた「Walk to Beat」の開発へと至ったとうわけである。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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