30代経済産業省官僚の2月のお給料を公開
今回はseinantaroさんのブログ『三十路の官僚のブログ』からご寄稿いただきました。
30代経済産業省官僚の2月のお給料を公開
さて3月1日めでたく我らが国家公務員の給与が7.8%ほど下がることが決まりました。
国民の代表たる国会議員様が決めたことでその結果についてどうこう言うつもりは僕はないのですが、ただその過程については多少の不満があります。
僕は公務員の給料は、その仕事のあり方に応じて決まるものと思っていまして、「そもそも公務員の仕事とはどうあるか?」という本質的な議論抜きに勢いで一部の民主党の支持団体の労働組合と政治家の間でゴニョゴニョ話し合って政治的な動きで決まったのは一国家公務員としてとても不満に思っています。
我々は日本のため、国民のため働いているのであって、一部の労働組合と国会議員のために働いているわけではないのです。
と、言うことでいつかは起きるであろう国家公務員のあり方に関する国民的議論のためにこれから僕は公開できる範囲で僕のお仕事と給料と生活を公開していきたいと思います。
何度も言いますが、僕は自分の給料がどうあるべきかを決めるのは国民だと思ってまして、「自分の給料がこうあるべき!!」というつもりはありません。ただ感想は言うつもりです。まぁ既得権益・権力に対する僕なりのささやかな意見反映です。
ということで2月の僕のお給料です。2月は割と多いほうでした。
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<前提>
・私は2005年に東京大学経済学部を卒業して経済産業省に入省した国家公務員一種(いわゆる)キャリア官僚でして、1981年生まれの30歳です。
・私は経済産業省の官僚として採用されましたが今は独立行政法人に出向中で国家公務員と少し給与体系はちがいます。(ほとんど同一ですが)。
<お給料>
(本当は以下に+30~40時間くらい残業してますが、外勤からの残りなので制度上申請しづらくて対象外です。要はサービス残業。ただ色々めんどくさい手続きをするのが嫌で自分から望んでサービスにしてます。それを特に不満に思っていません)
[今月の勤務状況]
通常勤務+以下残業
–時間外勤務:35時間
–深夜勤務:+6時間
–休日勤務:+8時間[今月のお給料(額面)(千円以下五捨六入)]
棒給:29.2万円
特別都市手当:1.7万円(勤務地が都市の場合地価・物価を考慮しての多少の地域加算)
超過勤務手当:12.3万円
住居手当:2.7万円
総計:45.9万円(≒額面給与)[控除(額面給与から引かれる分)]
生命保険料:0.3万円
共済会費:0.1万円
健康保険料:1.3万円
長期掛金:3.0万円(共済関連??)
雇用保険料:0.3万円
所得税:1.7万円
住民税:2.7万円
控除合計:9.4万円[銀行振込額(手取り給与)]
銀行振込額:36.5万円
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以上皆様のご参考にしてください。
執筆: この記事はseinantaroさんのブログ『三十路の官僚のブログ』からご寄稿いただきました。
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