【上海モーターショー2017】日本車の将来はどうなる!?
▲上海市場での販売は好調な日本車勢。目立ってはいたものの、民族系メーカーがEVやPHEVを展示する中、日系ブランドのエコカーの中心はハイブリッド。最新の中国市場のトレンドとの微妙なズレを感じた
コンセプトから市販車まで百花繚乱の日本車ブース
2017年4月19から28日にかけて開催された、第17回上海国際自動車工業展覧会(以下上海モーターショー)。開催規模ではすでに世界最大ともいわれており、完成車展示ブースをすべて見てまわるだけで1日まるまるかかった。そんな上海モーターショーに展示された日本車をピックアップする。
▲ショー会場でのプレスカンファレンスを行わなかったトヨタ。このフェンチャオFUNコンセプトは、2017年1月にデトロイトでデビューした、新型カムリの中国仕様を示唆するもののようだ。市販版の公開は2018年春の北京モーターショーか
▲上のフェンチャオFUNと同様のコンセプトモデルがフェンチャオWAYだ。こちらはC-HRをイメージさせるスタディだ。ただし、今回ホンダが新型CR-Vをデビューさせ、好評を博していただけに、このタイムラグが吉と出るか、凶と出るか
▲2016年秋に1.2Lターボが追加されたカローラが、外観変更をメインとした改良を実施。昼間常時点灯ランプやリアコンビランプのLED化などにより、顔つきやリアビューが精悍に仕立てられた。また、車体寸法も変更されている模様
▲日産のエントリーSUVとして、中南米各国で発売されているキックスが、中国市場に投入された。展示車にはすでに、東風日産のバッジが。日産のラインナップで手薄となっているカテゴリーがこれで強化されることになりそうだ
▲ASEANや中南米市場で、人気の高いピックアップトラック、ナバラがついに中国市場に投入された。生産は、鄭州日産で行われる予定となっている。中国市場でも人気となりそうだ。搭載される7速ステップATは、日産車としては中国初採用
▲北米、タイに続いて世界で3番目に、新型ホンダ CR-Vが中国市場でデビューを果たした。「3番目とは」とプライドの高い中国の人が文句を言わないのかと思っていたら、ハイブリッドモデルが今回、世界初公開されている
▲2017年4月にニューヨークモーターショーで発表された、アキュラTLXのフェイスリフトが上海にも登場したのかと思いきや、車名の最後には「L」の文字が。彼の地で、大人気のロングホイールベースモデルだったのだ。中国市場への本気度が伺えた
▲日本市場ではすっかりおなじみのCX-3だが、ここ上海では初お披露目。プレスカンファレンスで、中国市場への投入が発表された。中国市場では、ディーゼルはラインナップされず、2Lスカイアクティブガソリン車のみが輸入販売されるようだ
▲三菱が次世代クロスオーバーSUVとして披露したスタディモデルが、GT-PHEVコンセプト。トリプルモーター式プラグインハイブリッドEVシステムおよび、四輪制御技術を採用。EV走行は120km、総航続距離は1200km以上を実現
▲あちらこちらのモーターショーで見かける、三菱のスタディモデル、eXコンセプトも展示されていた。ツインモーター式の次世代EVシステムは、高出力、高効率モーターで、航続距離は400kmを実現。自動運転技術も搭載される
▲スズキは、ついにイグニスを中国市場でデビューさせた。ただし、中国で現地生産はされず、輸入販売される。1L直3ターボは用意されず、1.2L直4エンジンのみというラインナップ。輸入車ということはプレミアムコンパクト路線を狙うのかtext&photo/マガジンX編集部
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