Qualcomm、プレミアムモデルの機能を多く取り入れた新SoC「Snapdragon 660」と「Snapdragon 630」を発表

Qualcomm は 5 月 9 日、次世代の Snapdragon 600 シリーズの SoC として、Snapdragon 660 と Snapdragon 630 を正式に発表しました。この 2 つの新 SoC は 2017 年のミッドレンジスマートフォンを支える重要な製品で、Snapdragon 660 は現在出荷中、Snapdragon 630 は今月末より出荷されます。特徴はミッドレンジモデル用の SoC ながらも、Snapdragon 800 シリーズの機能を多く取り入れた点です。Snapdragon 660 は Snapdragon 653 の後継モデルで、より微細な 14nm プロセスと Qualcomm のカスタム CPU「Kryo 260」を採用しました。Kryo 260 は 2.2GHz 駆動のハイパフォーマンスコア x4 と 1.8GHz 駆動の低消費電力コア x4 を組み合わせたオクタコア CPU で、従来比 30% も性能が向上したと言われています。GPU は Adreno 510 から Adreno 512 に、ISP はデュアル構成を維持していますが、上位の Spectra 160 を採用しました。Snapdragon 630 は既存の Snapdragon 626 の後継モデルで、14nm の製造プロセスや CPU コアの種類は変わりませんが、CPU の性能は 10% 向上していると言われています。CPU は最大 2.2GHz 駆動の Cortex-A53 x4 + 最大 1.8GHz 駆動の Cortex-A53 x4 です。また、GPU は Adreno 505 から Adreno 508 にアップグレードしており、最大 QXGA 解像度のディスプレイをサポートしました。さらに、デュアルチャネル LPDD4X 1,333MHz の RAM インタフェースをサポートしました。両 SoC は最大 8GB RAM、Vulkan API、次世代の電子式手ブレ補正機能「EIS 3.0」、Quick Charge 4.0、USB 3.1、Bluetooth 5、2X2 MIMO の Wi-Fi をサポートしています。セルラー機能ではモデムが X9 LTE から X12 LTE にアップグレードしています。Source : Qualcomm

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