【ニューヨークショー2017】意外と多い日本車ニューモデル
▲ニューヨークショーが行われる、ジャビッツセンター。開場前に乗り付けた、巨大なパラボラアンテナを備えた中継車が印象的だ
開催前のウワサとはうって変わって
ニューヨークのジャビッツセンターで、4月14日から23日にかけて開催されている、ニューヨーク国際自動車ショー2017。この時期は、ジュネーブや北京、または上海ショーが、近い日程で開催されており、ショーデビューモデルの取り合いが行われているといっても過言ではない。開催前は、ショーデビューモデルが少ないようだと言われていたが、いざショーが始まると、意外なほど日本メーカーから新型車が登場した。
▲正義のヒーローのような白いマスクが印象的なSUVは、トヨタ FT-4Xコンセプト。取り外し可能な車内灯は車外でも使用可能。ドアハンドルも飲料用ボトルとして使えるなど、アウトドア感覚のアイデアが満載。デザインスタディなので、直接の市販化は微妙だが、影響を受けたモデルは出るかも
▲2017年1月、デトロイトでワールドデビュー、同年3月のジュネーブでハイブリッドバージョンのデビューと、各ショー会場で話題をふりまく次期レクサス LS。ニューヨークでは、スポーティバージョンのFスポーツが発表された。専用の内外装をはじめ、アクティブスタビライザーなどを採用
▲ショー開催前から情報がもれ伝わってきたモデルが、この日産 370Zヘリテージエディションだ。これは、フェアレディZが北米市場にデビューして、2019年に50周年をむかえるのを控えて設定されたモデル。MTとATが用意されるが、MT車には強化クラッチが採用されている。発売は間もなく
▲今回のショーにおける、ある意味でのハイライトが、日産 ローグ トレイルウォリアーだ。2017年モデルのローグをベースに、四輪にタイヤのかわりに、キャタピラーが装着されている。もちろん、サスペンションやホイールは特別架装されている。本気の市販化は、当然考えられていない
▲事前情報どおりに、インフィニティQX56の次期型を示唆するコンセプトモデル、QX80モノグラフが発表された。エクステリア全体は、現行モデルのイメージを強く感じさせるが、フロントフェイスなどは、最新のインフィニティデザインが与えられている。詳細スペックは発表されていない
▲ホンダの燃料電池車として、2016年3月に日本で発表された、クラリティフューエルセルと共通のプラットフォームで作られたEVモデルが、クラリティエレクトリックだ。搭載される電気モーターは、最高出力161psを発生。急速充電を使うと8割までの充電が30分で行えるとのこと
▲上のクラリティエレクトリックと同じプラットフォームを用いて作られたクラリティプラグインハイブリッド。同一プラットフォームで、FCV、EV、PHEVをラインナップするのは、世界初とのこと。1.5L直4エンジンを搭載し、航続距離は330マイル(約530km)を実現している
▲グリルレス風のマスクが個性的だったアキュラ TLXだが、2018年モデルでは、ハニカム状のアグレッシブなフロントグリルを採用する。従来のV6エンジンが新型にも搭載されている。アップルカープレイやアンドロイドオートに対応した、アキュラウォッチの採用もトピックだった
▲スバルは絶好調の北米を強く意識した、ミッドサイズSUVのコンセプト、アセントを発表。3列シートが採用される。最新スバル車で採用される、グローバルプラットフォームや、水平対向エンジンが用いられ、2018年に市場に投入される予定。写真どおり、いぶし銀の魅力を放っていた
▲スバル XVは、ここ北米ではクロストレックと呼ばれ、高い人気となっている。日本では、2017年4月6日に正式発売となったが、4月3日に北米でもデビューを果たしている。ニューヨークは格好のお披露目の場だったわけだ。会場には2台が展示され、多くの人がチェックをしていたtext&photo/マガジンX編集部
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