欅坂46主演ドラマ「残酷な観客達」 1周年ライブを経て、彼女たちが突き付けるもの
平手友梨奈さん(C)「残酷な観客達」製作委員会
アイドルグループ・欅坂46の主演の連続ドラマ『残酷な観客達』が、5月18日(木)深夜0時59分から、日本テレビ系で放送開始となることが明らかになった。
放送後はHuluにて独占先行配信される。企画・原作は秋元康さん。脚本を手がけるのは、第35回向田邦子賞を受賞した矢島弘一さんだ。
2016年を席巻したアイドル・欅坂46
乃木坂46の姉妹グループとして結成された欅坂46のデビュー曲『サイレントマジョリティー』の強いメッセージ性は、既存のアイドルファンを超えて大きな反響を呼んだ。
年内に出したシングルはいずれもオリコン1位、デビューから1年経たずに「NHK紅白歌合戦」に出場するまでとなった彼女たちは、AKBグループ及び乃木坂46で培われたノウハウに裏付けられているのだろう。
テレビでの活躍も目覚ましく、バラエティにも引っ張りだこ。ドラマでは、テレビ東京系で2016年に放送された「徳山大五郎を誰が殺したか?」にてグループでの主演を果たしている。
「残酷な観客達」と1周年記念ライブが突き付けるもの
2017年4月6日には、国立代々木競技場第一体育館にて、「欅坂46 デビュー1周年記念ライブ」にて鮮烈な印象を残し、早くも語り草となっている。
今回、放送が決まった「残酷な観客達」のあらすじはこうだ。
近未来の学園生活が舞台。突如として教室に閉じ込められてしまった女子高生たちの姿は生配信され、全世界の観客達から「いいね!」を獲得することが脱出につながっているという。次第に彼女たちの行動はエスカレートしていき……。
このあらすじは、1周年ライブで見せた彼女たちのスタンスとも奇妙に呼応しているように見える。
仕組まれた試練に傷つき、立ち上がる姿にファンが熱狂し、それがアイドル自身の原動力となる。そんなファンと運営とメンバーによる三すくみの構造それ自体に立ち向かおうとする彼女たちの姿がそこにはあった。
そんな残酷なループを、卒業や解散以外の手法で、どこかで断ち切ることができるのか? 風穴を開けることができるのか? それが今後欅坂46の進むべき道ではないだろうか。あまりにも壮絶なこの日のパフォーマンス、そして「僕は嫌だ」は、その第一歩なのではないだろうか。欅坂46「1周年ライブ」レポート 残酷なループに立ち向かい、全身で叫ぶ少女たち/KAI-YOU.netより一部引用
「残酷な観客達」の主題歌は、最新曲「不協和音」のカップリング曲「エキセントリック」が採用されている。その歌詞も、ドラマの内容にはうってつけだろう。
何が真実(ほんと)なんてどうでもいい
わかってもらおうなんて無理なんだ
倒れていく悪意のドミノ
止めようたって止められない欅坂46「エキセントリック」より一部引用
「本格ミステリー」と題された本作で、欅坂46はどんな姿を見せてくれるだろうか。そして、観客=ファンに何を突き付けるのか。
欅坂46・平手友梨奈コメント
欅坂46はクール・かっこいいというイメージを持っている方が多いと思いますが、ドラマならではの新しい私達を見て頂きたいです。
私も台本を読んでいて面白いと思ったので、観ている方も同じように感じてもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします。
脚本・監督:矢島弘一氏コメント
緊迫感と馬鹿馬鹿しさ。この正反対なものをタイトルにあるように「観客」として楽しんでもらいたい。
引用元
欅坂46主演ドラマ「残酷な観客達」 1周年ライブを経て、彼女たちが突き付けるもの
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