全国の自治体でオリジナルダンスがブーム その魅力は?
全国の自治体でオリジナルダンス作りがブームに
全国の自治体などにおいて、オリジナルダンスを作成し、そこにお住いの地域住民を巻き込んでのプロモーションビデオ作りが盛んになっております。
実は、私も現在、炭坑節の盛んな福岡県田川郡川崎町のプロモーションビデオ制作に、振付師として携わっておりますので、それを実感している所であります。
曲は作曲家の樋口太陽さん、歌手には漫才師ダイノジの大地さん、ゲストダンサーにタレントの小梅大夫さんという豪華布陣で、これを見ても力を入れていることがお分かりになるかと思います。
さて、こういった自治体の活動は次に挙げるような効果があるのではないかと私は考えています。
ダンスで地域活性化の効果
まずは、地域活性化を願っておられる自治体の方や地域商店街の方、古くからそこに住まれている方々など、地域住民が一緒にプロモーションビデオへ参加することによって、地域を盛り上げていこうという活動が、より一層強くなるということがあるでしょう。
ダンスには身体や心を活性化させたりする効果があり、そのパワーをもってプロモーションに参加された「ダンス仲間」と地域活性化を推し進めていけるわけです。
オリジナルダンス作りの過程で地元の強みを再認識
次に、地域の良さを集約したオリジナルダンスやオリジナルソングが出来ることで、自分たちの地域のストロングポイントを再確認することも出来るでしょう。
歌や踊りで自分たちの地域を深く知ることができるということは、延いては、自分たちを知ることにもなるに違いありません。
振付の中にそういった要素が含まれていたら、なお一層楽しくなる様な気がしませんか?
自治体オリジナルダンスは現代版の盆踊り?
また、昔はお盆になるとその地域に代々伝わる盆踊りという地域住民がひとつになれるツールがあったわけですが、なかなか今の時代には馴染まないということもあるようです。
ところが、この自治体オリジナルダンスの振付方によっては、小さな子供からお年寄りまでが楽しめる、言わば現代版盆踊りにも出来るのです。
そういったことで、地域住民の方々の結びつきがより強くなっていくことも考えられるかも知れませんね。
ちなみに、僕が今携わっている川崎町のオリジナルダンスには、炭坑節がそっくりそのまま入っています。
それは、地域の方々が大切にしてきたものに対する敬意であったり、その大切なものを次の世代へバトンタッチするお手伝いになるのではないかと思ったからです。
出来上がったらチェックしてみてください。
最後に、ラッキー池田さんが振付された妖怪体操などのオリジナルダンスには、ある意味「正しい踊り方」というものがありませんから、老若男女、気楽に身体を動かし楽しむことが出来ますよね。
さあ、今からでも遅くはありませんよ、レッツ、ダンス!!
(楡田 利克/ダンサー)
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