リバースアダプターで「超高倍率撮影を!」製品レビュー
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デジタル一眼レフの売り上げが伸びているそうです。高機能・低価格化がすすみ、趣味で始める人や家庭の記録写真を残す人が増えてきているのかもしれません。みなさんの周りでも所持しているがちらほら居るのではないでしょうか。そんな元気のあるデジタルカメラ的アイテムの中から、今日はケンコーの『リバースアダプター』を紹介したいと思います。これを使うことで、驚き写真が撮れるということなのですが・・・。
写真付きの記事はこちら
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– リバースアダプターとはなんぞや?
聞き慣れない『リバースアダプター』。これは、カメラレンズを逆向きにカメラボディに取り付けて、高倍率の接写をする事が可能になるというアイテムなのです。通常、接写する場合には別途マクロレンズを買い足したりしなければいけません。が、この『リバースアダプタ』があればレンズを買い足すことなく、マクロレンズもびっくりの写真が撮れるというわけなのです。
– どんなレンズ使うといい?
メーカーサイトによると、「標準系ズームレンズでは焦点距離を変えると、数10cm~数cmの距離で、等倍~2倍の拡大撮影が可能となります」とのこと。レンズは焦点距離28mmの広角レンズから100mm程度の中望遠くらいまでが適しているようです。やはり、標準系ズームレンズは倍率の変更ができる意味でも使いやすいようです。ちなみに、焦点距離28mmで、倍率2.3倍程度になる模様。
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– 取り付けてみよう
今回はキヤノンマウント用(58mm)を使用してみました。使用機種は『EOS Kiss X2』です。はじめにカメラレンズのフィルターネジ部分に『リバースアダプター』をねじ込んで取り付けます。続いて、レンズを装着するのと同じ要領でカメラボディに『リバースアダプター』のマウント側を装着して完了です。後玉が前に来ていたり、端子が見えていたりで、いつもに比べるとかなりの違和感があります。
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– 撮影してみよう
最初、手持ちで撮影してみたのですが、ブレまくります。像が全く止まりません。普段使っている手ぶれ補正に慣れすぎというのもありますが、一番はマクロ撮影という特性上もありそうです。像が拡大されるので、手ぶれもその分、大きくなってしまうというわけです。そういったこともあり、三脚は必須と言えそうです。加えてレリーズも欲しいところです。ちなみにオートフォーカスが効かなくなりますので、ピント合わせはマニュアルフォーカスのみです。露出は絞り優先AEまたはマニュアルとなりますので、撮りながらヒストグラムを確認して調整するのがいいでしょう。なかなか難しいものの、拡大写真は普段見られない像が撮れるので面白いです。希望小売価格は3000円ですので、一つ持っていても損はないアイテムと言えそうですね。
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– 撮ってみたもの
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