沖縄局長問題 辺野古沖の海面埋め立て申請とは「切り離して考えるべき」
藤村修官房長官は2012年2月1日午前の記者会見で、沖縄県宜野湾市長選をめぐって沖縄防衛局が市内有権者の職員らのリストを作成し、真部朗局長が同市在住の職員に講話した問題について、「現時点で防衛省からは、公職選挙法に抵触する事実は報告されていない。いずれにしても今回の事案は国民、沖縄県民から誤解や批判を受けかねない面があると認識しており、引き続き防衛省には、厳正な調査を早期に遂げ、十分説明を果たすように求めている」と語った。
その一方で、「逆にいいことだという評価も出るかもしれない」と指摘。普天間飛行場の所在地である宜野湾市民の民意の反映や、公平性を前提とした「活動はあり得ていいのではないか」と語った。
昨年11月の田中聡前防衛局長の更迭や一川保夫前防衛相の交代などに続く今回のゴタゴタ。辺野古への基地移設をめぐり、仲井眞弘多沖縄県知事に対して行う「海面(公有水面)の埋め立て申請」への影響については、「ほとんど切り離して考えるべき案件」と語るも、申請時期については、「今後どのようなスケジュールで、というのはまったく想定されない」と述べるにとどめた。
■藤村修官房長官とニコニコ動画記者(七尾功)との一問一答
七尾記者: 今回の件による辺野古への(基地)移設をめぐる海面の埋め立て申請への影響と、申請時期の見通しについて教えてください。
藤村修官房長官: ほとんど切り離して考えるべき案件だと思います。環境影響調査報告に対して今、沖縄県のほうで様々な専門家も入れた慎重な検討がされているという状況ですので、まずは検討を待つというところで、今後どのようなスケジュールで、というのはまったく想定されないと思います。
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http://live.nicovideo.jp/watch/lv79778744?ref=news?po=news&ref=news#8:23
(七尾功)
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