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人気漫画『めしにしましょう』小林銅蟲先生に「超級カツ丼」をごちそうになってきた【やりすぎ飯】

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こんにちは、パリッコです。

突然ですがみなさま、小林銅蟲先生の『めしにしましょう』というグルメ漫画をご存じでしょうか!?

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©小林銅蟲/講談社

隔週刊漫画誌『イブニング』(講談社)にて好評連載中で、2016年11月には記念すべき単行本第1巻が発売されました。

内容を簡単に説明すると……

漫画家「广大脳子(まだれだいのうこ)」の敏腕アシスタントである「青梅川おめが」は、料理の腕も超一級。仕事の合間の食事作りも彼女の担当なのですが、作り上げる料理が尋常じゃない! 巨大な肉塊を風呂の湯船で低温調理しローストビーフを作る、生きたスッポンをいちからさばいてフルコースで提供、カエル、ザリガニ、フジツボなどからたっぷりとダシをとった「ブイヤベース的なもの」を作り上げるなど、常に超本気であり、常にやりすぎ!

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©小林銅蟲/講談社

そんな料理のインパクトに加え、小林銅蟲先生独特のリズム感と言葉づかい、かわいらしい絵柄の魅力も相まって、耳の早い漫画ファンの間ではすでに話題沸騰中なのです。

さらにすごいのがこの作品、同じく『イブニング』の人気漫画「累」の作者、松浦だるま先生と、そのアシスタントもされている小林銅蟲先生ご自身がモチーフとなっていて、出てくる料理は全て銅蟲先生がきっちり試作しているということ。

というか銅蟲先生は、作品が連載されるずっと前から、趣味の自作「やりすぎ飯」を記録するブログ「パル」を続けられていて、むしろ漫画のネタとしてではなく、食への探究心がとめどなくあふれ出してしまった結果、この名作が生まれたというわけなんです!

グルメ漫画というジャンル自体が人気で、さまざまな切り口の作品があふれている昨今ですが、『めしにしましょう』の料理への情熱と、「一度でいいから作中の料理を食べてみたい!」感は、ちょっと他に類を見ないんじゃないでしょうか。

そこで今回は、実際に銅蟲先生の仕事場におじゃまし、作品の誕生秘話などをうかがいつつ、作中に登場した料理を実際に一品作ってもらい、味わってしまおうという、超ぜいたくな取材を敢行したいと思います!

きっかけは料理ブログ

はい、

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やって来ました、

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神奈川県某所にある、銅蟲先生を含む漫画家数人でシェアされているお仕事場。

閑静な住宅街の中にある、静かで環境の良いマンションの一室です。

いきなり貴重すぎる上の写真、1枚目は単行本1巻の表紙に使われた絵。2枚目はちょうど作業中だった漫画原稿。

作画は、アナログとデジタルを必要に応じて使い分けられているそうです。

っていうか、図々しくもお仕事場におじゃました上、こんな企業秘密的写真を「問題ないですよ~」なんつって撮らせてもらって、本当に良いんでしょうか!?

なんて心の広い方なんだ!

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小林銅蟲先生!

まずは優しそうな笑顔が印象的な銅蟲先生に、お話を聞いてみたいと思います。

先生、今日はよろしくお願いします。まず、銅蟲先生といえば、2005年にスタートした人気WEB漫画『ねぎ姉さん』の作者としても有名ですが、これまでの作品は難解というか、あえて読者の理解を拒むような作風も多かったですよね。今回『めしにしましょう』のキャッチーで読みやすい内容に驚いた読者も多かったんじゃないでしょうか?

よく言われますね(笑)。まぁ、なんというか、描けました。

そもそもこの漫画を描き始められたたきっかけは?

僕は松浦だるま先生のアシスタントをしていて、先生が担当さんに「変な奴がいるよ」って僕を紹介してくれたんです。その方が、僕がこれまで描いてきた漫画や『めしにしましょう』の原案ともいえるブログ「パル」などを見てくれて「この方向で何か描きましょう!」と言ってくださって。

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