『Nintendo Switch』にはHTML5が動作するWebkitベースのブラウザ搭載か 開発元のACCESSが発表
本日発売された任天堂の次世代ゲーム機『Nintendo Switch』。米TIMEによる任天堂の君島達己社長への取材により、ビデオゲーム専用プラットフォームにするため発売時点ではウェブブラウザを搭載しないことが報じられていました。
19 Things Nintendo’s President Told Us About Switch and More(TIME)
http://time.com/4662446/nintendo-president-switch-interview/[リンク]
ところが発売当日の3月3日、ACCESSが同社製のブラウザコンポーネント『NetFront Browser NX』が『Nintendo Switch』に採用されたことをプレスリリースで発表しました。まだ任天堂からの正式な発表はないものの、将来的にウェブブラウザが提供される可能性が高そうです。
『NetFront Browser NX』は、Webkitベースの組み込み機器向けウェブブラウザ。HTML5、XHTML 1.1、XHTML Basic 1.1のマークアップに対応し、HTML5形式のウェブアプリケーションが動作します。CSS3(CSS Variables, CSS 3D Transforms、CSS Filter, CSS writing-mode, etc)に対応。
プレスリリースによると、『NetFront Browser NX』は、『Nintendo Switch』のニンテンドーアカウントとの連携、『Nintendo eShop』、画面写真のSNS投稿などの機能に利用されているとのこと。
『NetFront Browser NX』はACCESS独自の機能拡張として、多点タッチジェスチャーによるコンテンツ操作に対応するそうで、今後ウェブブラウザが提供される際には『Nintendo Switch』本体のタッチパネル液晶を使ったマルチタッチ操作にも対応する可能性がありそうです。
ウェブゲームも遊べるようになるのでしょうか。個人的に気になるところです。
画像:ACCESSウェブサイトより引用
WebKit対応ブラウザ「NetFront(R) Browser NX」 | 株式会社ACCESS
https://jp.access-company.com/products/browser/nx/
プレスリリース
https://jp.access-company.com/news_event/archives/2017/0303/[リンク]
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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