「富裕層に対してさらなる増税をする」 オバマ大統領が一般教書演説

「一般教書演説」を行う米・オバマ大統領

 大統領選で再選を目指すオバマ米大統領は2012年1月24日(日本時間25日午前)、ことしの施政方針を示す一般教書演説を行い、富裕層に対して増税していく立場を鮮明にした。

 「懸命に仕事をすれば、家族を作って、家を持って、子どもを大学に送ることができ、給付をもって退職することができる」。一般教書演説の中で、オバマ大統領は”アメリカの基本的な約束”をこのように説明しつつ、

「このアメリカの約束をいかに維持することができるかが課題だ。少数だけが豊かになり、大多数の国民が必死になって働かなければならないのは不公平だ。誰もが自分の責任を果たし、同じルールで戦えば、勝つことができるチャンスのある国にしていかなければならない」

と力強く述べた。その上でオバマ大統領は、2%の富裕層に対する減税措置のために使われた予算を、中間所得層のために活用するとの考えを表明。さらに、

「富裕層に対しては、さらなる増税をする」

と語り、税制改革の必要性を訴えていた。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送] オバマ大統領の一般教書冒頭から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv78556766?po=news&ref=news#11:34

(山下真史)

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