“時間と光”を捉える写真家、山崎博の展覧会が開催

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©山崎博〈CRITICAL LANDSCAPE〉より 1985年 作家蔵

写真家の山崎博の仕事を辿る展覧会「山崎博 計画と偶然」が、東京都写真美術館にて3月7日から5月10日まで開催される。

本展は、東京都写真美術館が総合開館20周年を記念して、公立美術館として初めて山崎博の仕事を辿るもの。会場では、長時間露光によって太陽の光跡を視覚化した“HELIOGRAPHY”をはじめとする“水平線採集”や、“櫻”のシリーズなど代表的な写真作品と、作家が写真と平行して追求してきた映像作品に新作を含めた約200点もの作品によって、山崎博の歩みを今日的な視点から通覧できる。
70年代初め、「いい被写体を探して撮る」ことへの疑いから「被写体を選ばずに撮る」ことを模索した山崎。制約のある風景、特徴のない単純な海景といった「与えられた枠組み」の中で、方法的な探求を行うスタイルに行き着き、計画性に基づく制作と、写真行為の中で起こる偶然性を大きな特質とし、二つの要素が相互に作用することで作品を成立させてきた。
山崎の45年以上のキャリアにおよぶ作品シリーズを通して、その表現世界の本質に触れてみたい。

「山崎博 計画と偶然」
会場:東京都写真美術館 2階展示室
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
会期:3月7日~5月10日
時間:10:00~18:00(木曜・金曜は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
観覧料:一般600円(480円)、学生500円(400円)、中高生・65歳以上400円(320円)、小学生以下・都内在住・在学の中学生・障害者手帳所持者とその介護者は無料
※( )は20名以上の団体料金、第3水曜日は65歳以上無料
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌火曜日、5月1日)

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