
Samsung は 2 月 23 日、10nm FinFET プロセス技術を採用した Exynos プロセッサの新モデル「Exynos 9(Exynos 8895)」を正式に発表しました。Samsung がこの日発表した Exynos 9 シリーズは世界初の 10nm FinFET プロセスや改良した 3D トランジスタ構造を採用したことで、Exynos 8890 などの 14nm プロセスで製造されるプロセッサよりも電力効率が 40% 向上し、性能も 27% 向上したとされています。CPU は第二世代の Exynos M x4 + Cortex-A53 x4 で構成されており、Samsung Coherent Interconnect 技術の導入によって、人工知能やディープラーニングを活用したアプリの実行性能を高めています。 GPU は ARM Mali-G71 を採用したほか、マルチファンクションコーデック(MFC)の採用により、最大解像度 4K UHD(120fps)での動画エンコード・デコードをサポートするだけではなく、VR や AR の描画性能を改善しています。通信機能では、5 キャリアのアグリゲーション(5CA)をサポートしたギガビット LTE モデムを採用しており、最大 2Gbps(Cat.16)のダウンリンクと 150Mbps(Cat.13)アップリンクに対応しました。 このほか、GPU とは別に、虹彩や指紋による決済で必要とされる高レベルのセキュリティを実現し、ビデオトラッキング、パノラマ画像処理、マシンビジョン技術の性能を改善するために専用の VPU が搭載されました。 Samsung は Exynos 8895 について、現在量産中としており、次期フラッグシップスマートフォン「Galaxy S8」に搭載すると見られます。Source :
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