レゴの屋内型エンターテインメント施設『レゴランド・ディスカバリー・センター東京』が6月オープン 発表会と体験レッスンに参加してきました
『レゴランド』『マダム・タッソー』などのアトラクション施設を世界19か国で手がけるマーリン・エンターテイメンツは、6月中旬にレゴの屋内型エンターテインメント施設『レゴランド・ディスカバリー・センター東京』をオープンします。同社は1月22日、施設が建設されるデックス東京ビーチで発表会を開催。レゴ認定プロビルダーによる体験レッスンも開かれたこの発表会のレポートをお届けします。
※記事には多数の写真を使用しています。すべての画像をご覧になりたい方はガジェット通信をご覧ください。
子どもから大人まで楽しめるアトラクション
『レゴランド・ディスカバリー・センター』は、イギリスのマンチェスター、ドイツのデュイスブルグとベルリン、アメリカのシカゴとダラスに開設されている屋内型のエンターテインメント施設。アジアでは初めて東京に開設されます。発表会では同施設のジェネラル・マネージャー橋木辰政氏が施設の概要を紹介しました。
施設は『レゴブロック』がどのように作られるかを見学できるファクトリーツアー、ライドに乗って楽しむレーザーシューティング、ミニチュアの街『MINILAND』、『レゴブロック』でレースカーを作って楽しむレース施設、アスレチックなどから構成。3~10歳の子どもを対象にしています。『レゴランド・ディスカバリー・センター東京』はデックス東京ビーチの7階全フロアで展開し、子どもが遊んでいる間に大人がゆっくりできるカフェや、貸し切り可能なパーティールームも設置。「平均滞在時間は2~3時間なので、休日はショッピングや食事の合間、平日は学校帰りにも楽しめます」(橋木氏)とのこと。
施設には『レゴブロック』で制作された作品が多数展示されるほか、施設そのものも200万個以上の『レゴブロック』で作られているとのこと。大人はこれらを見るだけでも楽しめそうですね。ストアも併設されるので、『レゴ』製品のショッピングも楽しめます。
マスタービルダーを募集中
『レゴランド・ディスカバリー・センター東京』では、『レゴブロック』制作の専属スタッフであるマスタービルダーが作品を制作したり、来場者に『レゴブロック』制作のレッスンを開きます。ここで、日本人で初めて『レゴブロック』制作のプロとして認定されたプロビルダーの三井淳平氏が紹介されます。
三井氏は、約2000パーツで制作されたホワイトタイガー、1mサイズになるスノーマンやパンダなど、大規模な作品を制作してきたプロビルダー。会場にはホワイトタイガーの作品が展示されていました。さすがプロの作品はスゴい!
橋木氏は、『レゴランド・ディスカバリー・センター東京』で働くマスタービルダーの募集を告知。『Facebookページ』や『Twitter』で自慢の『レゴブロック』作品の画像や映像を提出して応募できます。応募期間は2月29日まで。
Facebookページ
http://www.facebook.com/LEGOLANDDiscoveryCenterTokyo/[リンク]
Twitter
https://twitter.com/#!/LEGOLANDTokyo[リンク]
答がひとつではないレゴのエデュテイメント
発表会は橋木氏、三井氏に加えて、レゴエデュケーション日本代表の須藤みゆき氏が登壇し、「レゴとエデュテイメント」をテーマにしたパネルディスカッションが行われました。レゴのエディテイメントは、ひとつの問題に対して答がひとつという制約がない“オープンエンド”方式が特徴で、これによりクリエイティブ力を養い、問題解決能力を育てていきます。
会場ではタマゴ型のカプセルに入った6ピースの『レゴブロック』が配布されました。ここで須藤氏から「このブロックを使ってアヒルを作ってください」というお題が。発表会の参加者はカプセルを開けてアヒルの制作にチャレンジします。
ピースは、目が描かれたブロックを含む4コの黄色いブロックと、赤いプレート状のブロック2枚で構成されています。筆者が作ったアヒルは、赤いブロックをクチバシと足にしたアヒル。ちょっとクチバシが薄くなってしまったかも……。
会場を見渡すと、参加者それぞれが思い思いの形でアヒルを完成させています。スライドでもいろいろな形のアヒルが映し出され、正解はひとつではないことを教えています。
パネルディスカッションでは『レゴブロック』を通じたコミュニケーションの可能性、「断面図を意識する」という三井氏のクリエイティブ力の秘密、タイヤのサイズや車体の重量など様々なアプローチでゴールを目指すレースカーのアトラクションの魅力などが語られました。
プロビルダーによる体験レッスン
発表会の第2部は、レゴ認定プロビルダーの三井氏による体験レッスン。プレス以外にも、『Facebook』や『Twitter』などで募集した親子連れが多数参加しました。
参加者には、袋詰めの『レゴブロック』が手渡されます。人によって色違いですが、構成するブロックは同じもの。果たしてこれで何が完成するのでしょうか。
三井氏の指示に従って、『レゴブロック』を組み合わせて構成部品を作っていきます。ブロックの種類を区別するために、厚いブロックは「ブロック」、薄いブロックは「プレート」、上面だけでなく側面にも突起があるブロックは「横向きポッチがついた大きなパーツ」など、参加者が分かるようにブロックに名称をつけていました。指示内容は「2×4のブロック3コを組み合わせて山を作ります」といったもの。
指示どおり作っているつもりでも、「あれ? なんか形が違う」「今の指示聞き漏らした」と、思いのほか作業には苦戦。自然と同じ机を囲むグループで「どうなりました?」「そこ違うのでは」とコミュニケーションが生まれます。指示を確認してから作る人もいれば、自分で勝手に組み上げて先に進めようとする人もいるなど、ほかの人の作業を見ているのも、なかなか楽しめます。
大きく分けて8コの構成部品ができても、最終的に何ができるのか分かりません。プラモデルとは異なり、完成品を予想しながら作っていく楽しさがありますね。
8コの構成部品を組み立てて完成したのは……ゾウでした! 胴体のソリッドなイメージと丸みが見事に再現されていてビックリ。三井氏はもちろん、各テーブルでアドバイスするインストラクターの皆さんも、個々の部品の形状や完成図が頭に入っていることに驚きました。『レゴランド・ディスカバリー・センター東京』オープン後は、レッスンに参加すると毎回、新しい発見があるかもしれませんよ。
今からオープンが楽しみな『レゴランド・ディスカバリー・センター東京』。筆者の娘はまだ1歳ですが、自分が楽しむために連れて行ってしまうかも。ちなみに会場にいたレゴブロックのキャラクターの名前は“バディ君”。施設には不定期で現れるそうです。
レゴランド・ディスカバリー・センター東京(Facebookページ)
http://www.facebook.com/LEGOLANDDiscoveryCenterTokyo/[リンク]
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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