ドバイ首長が火星都市建設計画を発表 2117年までの100年計画
とても壮大な国家百年の計だ。アラブ首長国連邦(UAE)は、2117年までに火星に最初の都市を建設する計画を明らかにした。
“火星2117”と名付けられたこの計画は、世界中の専門家や科学機関と協力して、100年後の2117年までに火星に最初の都市を建設するというもの。今後数十年に渡って、火星への輸送手段、エネルギー生産、食料調達など、計画を実現するのに必要な科学的ブレイクスルーを達成するための準備に取り掛かるという。
ドバイのマクトゥム首長はこの計画を「我が国の若者たちの宇宙開拓精神を築くものであり、科学への情熱と進歩的知識に導かれた次世代が果実を獲得するための種である」と位置付ける。石油・天然ガス資源に依存した経済からの脱却を目指すUAEは、観光・金融・建設などの産業への投資を積極的に進めているが、これからの100年は若者の教育に注力する方針を表明したものと言える。
.@arstechnica: #UAE is the third major stakeholder interested in sending humans to Mars, alongside NASA and SpaceX pic.twitter.com/eWGQuFFeS9— Dubai Media Office (@DXBMediaOffice) 2017年2月15日
公開された火星都市のイメージCG。大きなドーム状の建物の中に緑の植物の生える都市空間が広がっている。火星探査の分野では、先行するNASAが2030年代までの有人探査計画を発表し新型ロケットの開発を進めているが、財政的な面で批判も根強い。経済成長著しい湾岸諸国が本気で取り組んだらやってくれそうな気がする! アラブの石油王の本気を見せてもらおうか。
画像とソース:『Twitter』より引用
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